最新記事
コメディ

ジョージ・ロペスが語る「誰にでも本物の人生がある。人をハッピーにできれば、それが最高」

Finding Humor in Everything

2024年12月20日(金)15時24分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
ジョージ・ロペスが語る「誰にでも本物の人生がある。人をハッピーにできれば、それが最高」

どんなときにもユーモアを見つける能力を得られたことに感謝すると、ロペスは言う ARAYA DOHENY/GETTY IMAGES

<自分をキャラクターとして演じるテレビドラマ『ロペス対ロペス』がヒット中のコメディアンで俳優のジョージ・ロペスが語る自分の価値>

長い役者人生でいろんな経験を積んできたジョージ・ロペスだが、今ようやく米NBC系列のドラマ『ロペス対ロペス』に巡り合って、つくづく思う。一番大事なのは「いつでも私のそばにいて、話のできる人々」だと。

例えば、このドラマで共演している娘のマヤン・ロペス。作中でも2人は親子を演じ、実生活と同じく、疎遠になっていた関係の修復に悪戦苦闘する。

「全てがとても難しく、全てが運命のようだった」と彼は言う。そもそも中南米系の男がアメリカのテレビ界で成功するということ自体が、稀有で想定外のことだった。


「祖母の家で『アイ・ラブ・ルーシー』や『チコ・アンド・ザ・マン』を見ていた頃は、自分がスターになるとは夢にも思わなかった」

だが『ロペス対ロペス』や、2000年代に放映されたホームコメディー『ジョージ・ロペス』の成功のおかげで、彼は自分と視聴者をつなぐものが何かを知った。

「忘れちゃいけない。誰にでも本物の人生がある。そんな人たちが私を見て、いい気持ちになり、笑ってくれるなら、それって最高じゃないか」。そう語るロペスに、本誌H・アラン・スコットが聞いた。

◇ ◇ ◇


──あなたのキャラクターに共感できるのはなぜだろう?

私はあのドラマで、立場もわきまえず他人の生き方に口を出す人間だ。人と人の間には、越えてはならない一線というものがある。ところが年を取ると、自分の側の一線しか見えなくなり、年下の人間のことは忘れてしまう。

(私のキャラクターは)もっと思いやりのある人間になろうとしているが、完璧ではないし、完璧になる気もなく、平気で間違いを犯す。そこが受けるんだろう。

試写会
『クィア/Queer』 ニューズウィーク日本版独占試写会 45名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請1.8万件増の24.1万件、2カ

ワールド

米・ウクライナ鉱物協定「完全な経済協力」、対ロ交渉

ビジネス

トムソン・ロイター、25年ガイダンスを再確認 第1

ワールド

3日に予定の米イラン第4回核協議、来週まで延期の公
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中