笑い満載、風刺ピリリの『バービー』映画...ガーウィグ監督の新作、見どころは?
A Pink Summer Confection

「リアルな自分」になる
困惑したわれらが主人公は、「変てこバービー」の家を訪ねる。このバービーは現実の人間世界で持ち主の子供に乱暴に扱われ、無残な姿に......。そのつらい経験から外の世界の事情にも通じている彼女は、「ステレオタイプのバービー」が変調をきたしたのは、きっと人間世界の持ち主がつらい目に遭い、助けを求めているからに違いない、と言う。
そこでわれらが主人公は車やモーターボートを乗り継ぎ人間世界に向かう。車の後部席に潜み、「密航」を図ったのが、バービーランドのケンたちの中でも一番不満を抱えた「ただのケン」。ライアン・ゴズリングが、何とも情けない空回り男になり切り、大いに笑わせてくれる。
人間世界で助けを必要としていたのはバービーの持ち主の女の子ではなく、その母親のグロリア(アメリカ・フェレーラ)だった。彼女はなんとバービーの発売元マテルの社員。娘との関係に悩み、仕事にもやる気をなくしている。そのせいでわれらが主人公が変調を来したのだ。
それを知って頭を抱える主人公の身にさらなる危険が迫る。男性ばかりのマテルの経営陣はバービーランドの人形が人間世界に逃げ出したことを知り、捜索を開始する。
その後の展開は目まぐるしい。グロリアと娘の葛藤、マテル経営陣の追跡劇、しかも主人公らがバービーランドに戻るとそこにも異変が!
男性中心の人間世界を垣間見た「ただのケン」がバービーたちを洗脳し、バービーランドを男性の天下にしたのである。ただ、彼が目にしたのは現実の男性社会のごく一部。そのため威張り方が的外れで、何ともまぬけなことに......。
次々と降りかかるピンチを力業で切り抜けるわれらが主人公だが、物語に登場する人形の例に漏れず、彼女も「リアルな自分」になりたいと切望している。そのためバービーの生みの親ルース・ハンドラーの亡霊に直談判することにした。人間の女性は多難な日々を送り、いつか死を迎える。それでもいいかとハンドラーに念を押されて、彼女は迷わず「イエス」と答える。
それまでこの映画をお気楽モードで楽しんできた私は、この場面で不覚にも涙ぐんでしまった。もっとも、その涙は例の「割れ目なしの股間」に関するジョークですぐに笑いに変わったが。
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