最新記事

展示会

「黒!」のスイッチとコンセント──「新しい風景」のインスタレーション展示会が3月21日・22日に表参道で開催

2023年3月17日(金)12時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
パナソニック「BLACK DESIGN SERIES」

パナソニック「BLACK DESIGN SERIES」左の2つは「配線器具 アドバンスシリーズ」で、右の2つは「配線器具 SO-STYLE」

マンションであれ一軒家であれ、壁にもともと設置されているコンセントやスイッチのカバーは、ほとんどが白やクリーム色だ。住まいのデザインにこだわり、例えば家具を黒で統一した部屋にしても、コンセントはクリーム色のまま。どこか落ち着かない。

そんな人におすすめなのが、パナソニックの「BLACK DESIGN SERIES」。コンセントからスイッチ、ペンダントライト、シーリングライト、果ては、住宅に設置が義務付けられている火災警報器まで、「BLACK色」の電気設備をそろえたシリーズだ。

panasonicblack20230317-2.jpg

3月21日(火)と22日(水)、東京・表参道のSTUMP BASEで、スタンダードなのに特別な存在感を放つ「BLACK色」の魅力を体験できるインスタレーション展示会「BLACK LANDSCAPE」が開催される。

インスタレーションを手掛けたのは、新進気鋭の建築家、佐々木慧氏。複合施設からホテル、住宅、プレファブ建築開発、都市計画まで、国内外で多種多様なプロジェクトに携わり、2022年には「Under35 Architecture Exhibition」ゴールドメダル賞を受賞している。

panasonicblack20230317-3.jpg

建築家・佐々木 慧/1987年長崎生まれ。九州大学卒業後、2013年東京藝術大学院修了。藤本壮介建築設計事務所を経て、2021年にaxonometric Inc.を設立。家具デザインから、複合施設、ホテル、住宅、プレファブ建築開発、都市計画まで、国内外で多種多様なプロジェクトを手がける。進行中のプロジェクトに〈NOT A HOTEL FUKUOKA〉、〈2025年日本国際博覧会 ポップアップステージ〉など。九州大学や九州産業大学などの非常勤講師を歴任。2022年「Under35 Architecture Exhibition」ゴールドメダル賞受賞。

「『BLACK DESIGN SERIES』の配線器具や照明器具には、機能性から解放された抽象的な美しさがあります。その美しさを抽出し、最大化させることで生まれるような、新しい風景を考えてみたいと思いました」と、佐々木氏はコメント。

「自然界に純粋な黒は存在しないと言います。そこで、あえて黒を使って広がりのある自然の風景を表現することで、今までにない空間が立ち現れないかと考えました」

どのような「新しい風景」が表現されているのか。自らの住まいをもイメージしながら、その目で確かめてみてはどうだろうか。


【BLACK DESIGN SERIES展示会「BLACK LANDSCAPE」】
■3月20日(月)17:00-18:00
建築家 佐々木慧氏とインテリアスタイリスト 大谷優依氏のトークセッション。オンライン視聴が可能(要予約)。

■3月21日(火)10:00-19:30(最終入場19:00)
■3月22日(水)10:00-17:30(最終入場17:00)
この2日間は、実際に会場を見学可能(要予約)。

※展示会の詳細・予約はこちらから

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

バイデン氏、ウクライナ支援法案に署名 数時間以内に

ビジネス

米テスラ、従業員の解雇費用に3億5000万ドル超計

ワールド

中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内

ビジネス

米耐久財コア受注、3月は0.2%増 第1四半期の設
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中