最新記事

映画

ついにスパイダーマンの世界に殴り込み? 『ヴェノム』最新作が示す「宇宙」の未来

MCU: Let There Be Change

2021年12月2日(木)17時07分
ジュリア・アレクサンダー

刻々と変わるマーベル「宇宙」の秩序

つまり、ピーター・パーカーは親が離婚した子供のようなものだ。そして、スパイダーマンの権利をめぐってマーベルとソニーの攻防が続いている最中だからこそ、『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のエンドロール後のシーンが希望的観測を巻き起こす。ヴェノムがスパイダーマンだけでなく、MCUの他のスーパーヒーローとも交流する未来が垣間見えるから。

では、ヴェノムとアベンジャーズのタッグは実現するのだろうか。

ヴェノムは肉体が変容するボディーホラーや不条理なコメディーなど、より大人向けのテーマを得意とする。スパイダーマンのようなMCUの家族向けキャラクターとは違うので、MCUらしさに寄せようとしても、うまくいかないかもしれない。

とはいえ、ソニーズ・ユニバースの中核を担うヴェノムは、「アンチ・ディズニーのマーベル・ヒーロー」。マーベルとソニーがその気になれば、彼らは方法を見つけるだろう。ユニバースの秩序は刻々と変わっているのだから。

©2021 The Slate Group

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
VENOM: LET THERE BE CARNAGE
監督/アンディ・サーキス
主演/トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ
日本公開は12月3日

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国の証取、優良上場企業のリファイナンス支援 審査

ビジネス

欧州、ユーロの国際的役割拡大に備えを=オーストリア

ワールド

キューバの燃料事情は「危機的」とロシア、米の締め付

ビジネス

ユーロ圏投資家心理、2月は予想上回る改善 25年7
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 9
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 10
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中