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韓国、JKの制服もKビューティーもK-POPも最新トレンドは「伝統美」

2020年10月20日(火)11時46分
ウォリックあずみ(映画配給コーディネイター)

韓国の伝統衣装である韓服(チマチョゴリ)をモチーフにした新しい制服がこの10月から使われ出した。채널A 뉴스 / YouTube

<常に新しいものを追いかけ流行に敏感な韓国。だが最近のトレンドは変わってきているのかも>

今月から、韓国の各地で伝統美溢れる制服を着た学生たちを目にすることができるようになった。

文化体育観光庁傘下の韓国工芸デザイン文化振興院では、韓国の伝統衣装である韓服(チマチョゴリ)をモチーフにした新しい制服デザインを2019年4月から公募し、その結果53種類のデザインによる制作を行った。

その約1年後となる今年5月から試験的に導入する中高校を募集し、最終的に全国各地22校で、この2学期から実際に利用されている。導入校は、公募された学校のうち、教育庁と地方自治体から制服費支援を受けている学校と、支援を受けない学校の半分ずつから選出されているという。

53種のうち、チョゴリと呼ばれる韓服の上着をイメージしたデザインが多く、女子生徒のスカートは韓国伝統衣装を思わせるふんわりとしたフォルムをしている。

韓服はインスタ映えしてクール!

また、男子生徒のズボンも、一般的なストレート型に加え、裾が絞られた伝統的なシルエットの物も用意された。女子生徒用にはスカートだけでなくズボン型の制服があるのも、今のジェンダーレスのトレンドを象徴している。

試験導入されまだ日が浅いが、ネットなどの反応を見ていると、韓国の女子中高生はタイトなデザインを好む傾向にあり「韓服をイメージしたふんわりしたデザインは気に入らない」という意見や、「見た目を重視するよりも、学生が動きやすく着衣しやすいデザインを優先するべき」といった反応もありつつ、「かわいい」「韓国の伝統美を生かしている」という好意的な意見も多い。

韓国では、数年前から韓服を着て宮殿などの観光地を回るというブームがあり、日本の京都に点在する貸し着物屋さんのように、貸し韓服屋さんが流行った。その写真をインスタグラムなどSNSに投稿する韓国人の若者も急増していた。このように、今韓国では「伝統的なものを取り入れることがクール!」という風潮がある。

朝鮮王朝のお姫様になれるコスメ

日本でもBBクリームをはじめとしてすっかり定着した"K-ビューティー"韓国コスメだが、先月「元祖韓国コスメ」ともいえる化粧品が270年の時を超え復元・販売されることとなった。

2015年8月、京畿道南楊州で発掘された18世紀朝鮮時代の王族であるファヒョプ(和協)という姫の墓から、当時彼女が使っていた化粧品が見つかった。彼女は韓国の時代劇『イ・サン』などに登場した21代国王ヨンジョ(英祖)の娘ではしかのため19歳で亡くなり、溺愛していた王はファヨプが使っていた化粧品も埋葬したという。靑華白磁と呼ばれる白地に美しく描かれた模様の陶器の中からは、当時ファヒョプが使っていた美顔水やクリームが残っていて、成分分析した結果、はちみつ・紅花・米粉・椿油などが検出された。

この分析結果を元に、国立故宮博物館と、韓国伝統文化大学、化粧製造会社コスメックスが共同開発し、先月新しいコスメブランド「Princess Hwahyup」を発表した。今後、クリーム、ファンデーション、リップバームから試験販売されるという。化粧品の容器は、当時と同様に小ぶりの靑華白磁で作られており、そのビジュアルで発売開始前から大きな注目を集めている。

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