最新記事

話題作

忍耐を強いられるセックスフレンド映画

きわどいラブコメでもまじめなロマンスでもない
どっちつかずの退屈な作品になった『抱きたいカンケイ』

2011年4月21日(木)10時55分
デーナ・スティーブンズ(脚本家)

お似合いの2人? エマとアダムはセックスだけの関係を結ぶが… 『NO STRINGS ATTACHED』©2011 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.

 私はここ数年のラブコメ映画に点数を付けてきた。『遠距離恋愛 彼女の決断』は運良く高得点だ。シンプルな脚本は良かったし、ドリュー・バリモアが演じた主人公のジョークは結構笑えた。『ラブ・アンド・アザー・ドラッグス』と『幸せの始まりは』は壮大にして野心的なところに特別点を与えた。しかし今年は、私もそうそうお人よしではいれらない。

『抱きたいカンケイ』はコメディー映画の傑作『ゴーストバスターズ』のアイバン・ライトマンが監督で、主演はオスカー女優ナタリー・ポートマン。それでこんなに魅力のない映画になるなんて。アメリカのラブコメ脚本家は心を入れ替えるべきだ。...本文続く

──ここから先は4月20日発売の『ニューズウィーク日本版』 2011年4月27日号をご覧ください。
<デジタル版のご購入はこちら
<iPad版、iPhone版のご購入はこちら
<定期購読のお申し込みはこちら
 または書店、駅売店にてお求めください。

──カバー特集「中東革命の誤算」では、独裁政権の崩壊やNATOの軍事介入にもかかわらず、中東諸国の民主化革命が欧米の想定通りには進まない理由を探ります。
■リビアで始まるNATO崩壊
■ムバラクの不正蓄財を追え...

他にも、
■「レベル7」福島原発はチェルノブイリか
■ウッズはこれで復活できる
■アレキサンダー・マックイーンよ、永遠に
など、見逃せない記事が満載!

<最新号の目次はこちら

[2011年4月27日号掲載]

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

フィリピン、大型台風26号接近で10万人避難 30

ワールド

再送-米連邦航空局、MD-11の運航禁止 UPS機

ワールド

アングル:アマゾン熱帯雨林は生き残れるか、「人工干

ワールド

アングル:欧州最大のギャンブル市場イタリア、税収増
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 10
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 9
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中