NY外為市場=ドル軟調、対円では上昇 中東リスクなお注目
ニューヨーク外為市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が物別れに終わり、トランプ大統領がホルムズ海峡を封鎖すると表明したことを背景に、ドルがユーロなどの主要通貨に対し軟化した。ただ、ドルは対円では上昇した。(2026年 ロイター/Mark Blinch)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が物別れに終わり、トランプ大統領がホルムズ海峡を封鎖すると表明したことを背景に、ドルがユーロなどの主要通貨に対し軟化した。ただ、ドルは対円では上昇した。
終盤の取引でドル/円は0.28%高の159.74円。日本の長期金利の指標である10年債利回りが3.2ベーシスポイント(bp)上昇し、2.496%と、約30年ぶりの高水準を付けた。
日銀の植田和男総裁 nL4N40W0DAは13日、中東情勢がなお不透明な状況にあることを踏まえ「その帰すうや、それが経済・物価・金融情勢に及ぼす影響を注視しつつ、経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検していきたい」と言及。 金融政策の先行きについては、3月の金融政策決定会合で利上げ継続方針を維持したとするにとどめた。中東情勢の緊迫した状態が長期化した場合の生産下押しに言及したこともあり、市場では4月の利上げ観測が後退している。
主要通貨に対するドル指数は0.18%低下の98.54。ユーロ/ドル は0.15%高の1.1737ドル。
バノックバーン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「事態が大きくエスカレートする可能性が迫っているにもかかわらず、市場はかなり自制的な動きを示している」と指摘。ゴールドマン・サックスのアナリスト、テレサ・アルベス氏は「この日の値動きは表面的にはリスク要因に主導されているようには見えない。むしろ交易条件の相対的な変化が動意になっているように見える」と述べた。
ハンガリー nL6N40V08Rで12日に実施された議会選挙では、親欧州連合(EU)の新興野党「ティサ(尊重と自由)」が圧勝し、16年にわたり政権を担ってきたオルバン首相は敗北。これを受けハンガリーの通貨フォリントが急騰し、対ドルで一時308.57フォリントと、2022年2月以来の高値を更新した。
バノックバーンのチャンドラー氏は「世論調査で示されていた通りにはオルバン氏が敗北し、同氏が敗北を認めたことは好ましい兆候」としている。
ドル/円 NY午後3時 159.31/159.35
始値 159.68
高値 159.86
安値 159.30
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1764/1.1765
始値 1.1693
高値 1.1765
安値 1.1681





