【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
■セブン&アイとの対比も評価を後押し
さらに、ライバルであるセブン&アイ・ホールディングス<3382>との比較も、イオンの株価評価を押し上げました。
10月に発表された中間決算は両社とも増益でしたが、その内容は対照的です。セブン&アイは、海外コンビニにおけるガソリン単価の下落などで減収ながらも、改革やコスト面の影響で利益は増加。対してイオンは、GMSの大幅改善とPB拡販という自力成長が中心です。
市場は「何によって利益が生まれているか」を極めて重視します。その意味で、「利益の質」の違いからイオンに軍配が上がったのです。

高まる期待はどこまで続くか
現在、イオンの予想PER(株価収益率)は150倍を超えています(2025年11月12日時点)。小売業の平均(20〜30倍)を大きく超える水準は、未来への期待の裏返しでもあります。期待が裏切られれば、調整のリスクも避けられません。
それでも重要なのは、かつて「優待株」としか見られていなかったイオンが、成長を試される銘柄へと評価軸を変えた事実でしょう。いま、株式市場がイオンに問うのはただひとつ──「小売業を超えて、真の生活圏プラットフォーム企業へ進化できるか?」。
その答えは、これからの決算と現場に表れます。生活の中でその変化を体感しながら、中長期で見守る価値のある企業へ。イオンはその途上にあります。
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[筆者]
岡田禎子(おかだ・さちこ)/個人投資家、ファイナンシャル・プランナー
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの人に伝えられるよう活動中。個人投資家としては20年以上の経験があり、特に個別株投資については特別な思い入れがある。さまざまなメディアに執筆するほか、セミナー講師も務める。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)。
note:https://note.com/okapirecipe_555
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