最新記事
ビジネス

トランプ大統領、日鉄によるUSスチール買収を承認へ──米経済に貢献すると期待、市場ではUSS株が急騰

2025年5月24日(土)11時35分
トランプ大統領が日鉄のUSS買収を承認の意向

トランプ米大統領は23日、米鉄鋼大手USスチールと日本製鉄が「計画的提携」の締結で合意したと発表した。(2025年 ロイター/Nathan Howard)

トランプ米大統領は23日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収提案を承認する意向を示した。両社の「計画的パートナーシップ(提携)」が雇用を創出し、米国経済に貢献すると述べた。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「これはUSスチールと日鉄の計画的パートナーシップであり、少なくとも7万人の雇用を創出し、米国に140億ドルの経済効果をもたらすことになる」と述べた。


ロイターは今週、トランプ政権が同買収を承認した場合、日鉄がUSスチールの事業に140億ドルの投資を計画していると報じていた。

トランプ氏は、この投資の大部分は今後14カ月の間に行われると述べた。30日にはペンシルベニア州ピッツバーグにあるUSスチールで大規模な集会を開くとした。

USスチールは米国にとどまり、これまで通りピッツバーグを拠点とする見通し。

同社は声明を出し、トランプ大統領のリーダーシップを称賛した。「USスチールは米企業であり続け、巨額の投資や新しい技術、多くの雇用をもたらす日鉄とのパートナーシップを通じて、より大きく、より強く成長する」とコメントした。

日鉄は「パートナーシップを承認した大統領の英断に心より敬意を表する」との声明を発表した。

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:中国製電子たばこに関税直撃、米国への輸入

ワールド

日米関税協議、「一致点見いだせていない」と赤沢氏 

ワールド

米中、9日にロンドンで通商協議 トランプ氏が発表

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、雇用統計受け利下げ急がずと
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが、今どきの高齢女性の姿
  • 2
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 3
    脳内スイッチを入れる「ドーパミン習慣」とは?...「朝の1杯」と「心地よい運動」の使い方
  • 4
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 5
    壁に「巨大な穴」が...ペットカメラが記録した「犯行…
  • 6
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 7
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    ガザに向かうグレタ・トゥーンベリの支援船から救難…
  • 10
    ウーバーは絶体絶命か...テスラの自動運転「ロボタク…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 7
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 8
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中