最新記事
リーダーシップ

「嫌われようが使命を果たす覚悟」...泉房穂・前明石市長が語った「社会の変え方」

2023年7月6日(木)17時24分
flier編集部

社会の変え方
 著者:泉房穂
 出版社:ライツ社
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

明石市民の「政治との距離感」が変わった

──2023年1月に明石市の出版社であるライツ社さんから、『社会の変え方』を出版されたのは、どのような想いからでしょうか。

まず2016年に、明石市にライツ社ができたときは嬉しかったですね。出版というと東京に集中しているから。そして、執筆のオファーがくるんじゃないかと予想していたら、編集の方が「日本の政治をあきらめていた人」に向けて「社会の変え方」というテーマで書いてくれないかと、声をかけてくれました。

社会を変えるというと、起業やNPO法人の立ち上げ、ボランティアといった方法を選ぶ人が多いですが、政治という手段こそ、最短で社会を変えられる力がある。そんなライツ社さんの考えに共鳴しました。そこで、政治家をめざす人たちに希望をつなげるような思いで、私の生い立ちや明石市長としてやってきたことの軌跡を一冊にまとめました。4月の統一地方選挙前に出版したのも、ちょうどよいタイミングでしたね。この本を出してから、市民の声も「なんで市長をやめるの?」から、「おつかれさま」に変わっていきました。

「明石を最も憎み、最も愛した」とか「冷たい社会への復讐」とか、こんなにストレートに書いていいのかと思ったけれど、意外と大丈夫でした。実際、12年を経て、明石市民の政治との距離感は変わった。4月の市議選の投票率が12%も上がったのがその証拠。市民も投票行動を通じて生活を変えられるというリアリティを感じたのではないか。明石はこれまで政策の面で「全国初」として注目されてきたけれど、今回の選挙のような新しい動きも全国に注目されていってほしいですね。

明石市で結果を出せた背景にある「圧倒的な先読み力」

──泉さんは明石市のお金と組織の改革をおこない、適時・適材・適所の組織を築いてきました。『社会の変え方』には泉さんのリーダーシップのあり方が詰まっているようにも思います。泉さんはどのようにリーダーシップを発揮していったのでしょうか。

これまでリーダーシップに関する本は古典含めて相当読んできたので、リーダーがどうふるまうべきかのベースはありました。実践を重ねてきて自分なりに理解したのは、求められるリーダーシップは時代と状況によって違うということ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:イラン戦争でインフレ再燃、トランプ政権に

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、中東停戦維持期待で安全資産

ワールド

イラン交渉団がパキスタン到着、レバノン停戦要求 米

ビジネス

米国株式市場=まちまち、中東交渉控え様子見 ハイテ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 8
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中