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アップル

iPodの進化に脱帽!

2010年9月2日(木)18時15分
ダニエル・ライオンズ(テクノロジー担当)

 ミスの修復に加えて、製品を改良し続ける能力も同社の強みだ。先日の発表会で、それが如実に表れたのがiPodタッチの新バージョンだ。

 アップルは当初意図していなかったのだが、iPodタッチはビデオゲーム端末として大人気を博している。携帯ゲーム端末市場の50%のシェアを占め、任天堂とソニーのライバル機の合計よりも多くを売り上げているという。

 簡単に言えば、新型iPodタッチは電話機能のないiPhoneだ(電話機能はiPhoneの苦手分野だから、この選択は理にかなっている)。iPhone4で採用された高解像度ディスプレイ「レティナ」に加え、前面と背面の2つのカメラ、HDビデオ撮影機能、アップルのビデオ通話ソフト「フェイスタイム」も備えている。これが今年のクリスマスプレゼントの切り札にならないとしたら、私にはもう代案は思いつかない。

 さらにアップルは、iPodナノでも冒険を試みた。約4センチ四方という超小型ながら、画面を触って操作するタッチスクリーン機能を搭載したのだ。

 ユーザーの心を捕らえられるかは未知数だが、そんなことは大した問題ではない。ユーザーの反応が明らかになるよりも早く、アップルは新製品を次から次に世に送り込む。彼らのペースには、誰も追いつけそうにない。

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