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ケネディ暗殺機密ファイル公開は、トランプにとって「両刃の剣」
というような断片的な情報が主であって、現在報道されている限りではインパクトは今ひとつという感じです。ただ、この「機密ファイル」には、JFK暗殺に直接関係のない雑多なメモが放り込まれているようで、中には「1955年の時点で、アドルフ・ヒトラーはアルゼンチンに秘密亡命していてピンピンしていた」などという、マユツバものではあるのですが、ネタとしては興味深い「発見」もあったそうです。
冒頭お話したように、この「JFK機密ファイル」の公開は1992年の法律で強制的に決定されていたために、このタイミングとなったわけですが、この「公開時点」での大統領が、ドナルド・トランプだということで、そのことについても、様々な見方がされています。
一つの見方は、元々トランプという人は「陰謀論が大好き」であり、大統領になる前は「オバマはアフリカ生まれで大統領の資格なし」だとか「9.11の同時多発テロを後ろで操っていたのはブッシュ」だというようなことを真顔で言っていたわけです。ですから、そのトランプ大統領であれば、CIAやFBIを含めた「エスタブリッシュメント」の妨害に打ち勝って、真実を暴露してくれるに違いない、そんな期待感が支持者の間にはあります。またご本人も、その点ではヤル気満々のようです。
その一方で、現在のトランプ政権は「ロシア疑惑」の渦中にあり、10月30日(月)には、ポール・マナフォート前トランプ選対委員長以下、3人の旧側近が訴追され、1人は有罪を認めて司法取引を模索、2人は罪状を否認して自宅監禁措置になっています。そのようなスキャンダルが現在進行形である以上は、「JFK機密文書」が話題になってくれて、ニュースのヘッドラインや新聞の1面を占めてくれるのは政権にとっては願ったりかなったりであり、だからこそ大統領は公開に積極的なのだという見方もあります。
ですが、この点に関しては、万が一「JFK機密文書」の中から、ソ連やキューバによる米国政界への工作という事実が明るみに出るようですと、1963年の事件と、現在進行形の「ロシア疑惑」がオーバーラップするようになり、世論のトランプ政権に対する目が厳しいものになる、そんな指摘もされています。この問題は、もしかすると政権にとっては「両刃の剣」であるかもしれないのです。
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