プレスリリース

AI時代に"人の手から手へ回るお金"を 孤立する都会に、会話が戻る地域経済モデル 第14回目黒マルシェ「交流祭!」、11月1日(土)・2日(日)開催

2025年10月27日(月)10時00分
有限会社マルニャ物産(本社:東京都目黒区、代表:山本 威史)が主宰する「目黒マルシェ」が、第14回を迎えます。AIが進化し、キャッシュレス化が進む今。あえて"人の手で回るお金"を発行し、街と人の交流を取り戻そうとする新しい試みです。今回のテーマは「交流祭!」。かつて競馬場があった目黒通りで、商店街マネー「UMA(ウマー)」が誕生します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/552417/LL_img_552417_1.jpg
賑やかな街がまたやってきます。

SNSでは毎日つながっているのに、リアルの世界では「誰とも話していない」──。
東京都内では今、"孤立する人間関係"という新たな社会問題が広がっています。内閣府の調査では、20~40代の約4人に1人が「休日に誰とも話さない日がある」と回答。特に都市部では、デジタル化が進むほどに「体温のある交流」が減っています。

そんな中、AIの時代に逆行するように"人間らしさ"を取り戻す動きが、東京・目黒通りで静かに広がっています。名称は「目黒マルシェ」。年に2回、2日間だけ街が"つながりの通り"へと変わります。


【AI時代に"人の温度"を取り戻す商店街マネー】
デジタル化が進み、現金を使う機会が減った今、「買い物はできても、会話が減った」と感じる人が増えています。そんな中で目黒通りでは、人と人の交流をもう一度取り戻すために、商店街マネー「UMA(ウマー)」を導入しました。大鳥前元競馬場通り商店街の加盟店を中心に利用でき、1ウマー=1円として使うことができ、買い物を通じて地域に"会話が生まれる経済"を目指します。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/552417/LL_img_552417_8.jpg
商店街マネー(ウマー)初の試み

【"馬が走っていた街"の記憶を未来へ】
この地域には、かつて「目黒競馬場」がありました。その歴史にちなみ、商店街のお金の単位を"馬"の「UMA(ウマー)」と命名。地域の人々でデザイン・印刷までを手がけ、「街の歴史を次の世代に伝えたい」という想いを込めています。商店街の通貨としてだけでなく、子どもたちへの"街の記憶を伝える教材"としての役割も担います。


【子どもと商店街をつなぐスタンプラリーも開催】
イベント当日は、子どもたちが商店街を巡るスタンプラリーを実施。お店の人と会話をしながら「UMA」を使って買い物を楽しめるように設計されています。「次世代を担う子どもたちと、今の商店街の人たちが交流する機会はなかなか作れませんでした。今回の取り組みで、街の中に会話と笑顔が生まれればうれしいです」(商店街青年部 間さん)。AI時代に生まれた子どもたちが、あえて"紙のお金"を手渡しすることで、会話のある買い物や近所づきあいの楽しさを体験するきっかけにしてほしいと考えています。


【街に響く音と笑顔】
当日は、通りにピアノの音が流れ、笑い声があふれる光景が広がります。また、保護猫譲渡会などの"命をつなぐ企画"も同時開催され、子どもから大人までが自然に交流できる温かい空気が流れます。通りを行き交う人々の笑顔とピアノの音が、目黒通り全体をやさしく包み込みます。

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ピアノスタジオギフト中野さんによるストリートピアノ演奏

【2店舗から始まったマルシェが、2万人を集める地域イベントへ】
目黒マルシェは、目黒通りの店主たちが「通りをもう一度明るくしたい」と始めたのがきっかけです。最初はたった2店舗からスタートし、現在では出店130店舗、来場者約2万人にまで成長しました。「この日は一年で一番街が明るくなる」「普段話したことのない人と笑顔で話せる」そんな声が多く聞かれ、地域の人たちにとって欠かせない存在になっています。

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子供達も出店する側を手伝って参加

【関連イベント:「元競馬スタンプダービー」】
競馬場の歴史にちなんだ「元競馬スタンプダービー」も同時開催されます。商店街をめぐりながらスタンプを集めることで、子どもたちが地域の歴史を学び、商店主との会話や交流を通して"人の温度"を感じる時間を過ごせます。


【主宰者のコメント】
「この街には昔、競馬場があり、馬が走っていた歴史があります。今回商店街のみんなで作った目黒通りマネー『UMA(ウマー)』を、子どもたちが商店街で楽しんで使って、商店街の存在と、競馬場があった歴史を知ってくれればいいなと思っています。この街には昔、馬が駆けていました。目黒通りマネー『UMA(ウマー)』が商店街中を駆け巡ることができればと思っています。キャッシュレスになった時代に生まれた子供たちへ、あえて紙の通貨を使うことで、会話のある近所付き合いの楽しさを経験するきっかけになってくれればと思います。ウマーは、子どもたちと一緒に未来へつなぐ"街を走らせるコミュニティーツール"なんです。」
(有限会社マルニャ物産 代表 山本 威史)


《第14回目黒マルシェ 概要》
第14回目黒マルシェ「交流祭!」
日時 : 2025年11月1日(土)、2日(日) 11時~17時(予備日3日)
場所 : 目黒通り歩道(大鳥神社~清水交差点 付近の各店舗前歩道)
URL : https://meguromarche.com/
Instagram: https://www.instagram.com/meguromarche


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プレスリリース提供元:@Press
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