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訂正-米航空管制官不足で今後数日は遅延・欠航続く見通し=運輸長官

2025年10月27日(月)13時56分

ダフィー米運輸長官は、連邦政府機関の一部が閉鎖された問題により米国内の空港では10月25日に22件の航空管制官不足が報告されたと明らかにした写真はハリウッド・バーバンク空港の管制官の様子。7日撮影(2025年 ロイター/Daniel Cole)

(本文4段落目と5段落目にある日付を25日から26日に訂正します)

Idrees Ali David Shepardson

[ワシントン 26日 ロイター] - ダフィー米運輸長官は、連邦政府機関の一部が閉鎖された問題により米国内の空港では25日に22件の航空管制官不足が報告されたと明らかにした上、向こう数日にわたり管制官不足が続くため、さらなる航空便の遅延や欠航が生じるとの見通しを示した。26日に放送されたFOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で語った。

航空便の運航状況を追跡するウェブサイト、フライトアウェアによると、26日は米東部時間午後6時(日本時間27日午前7時)までに国内で5900件余りの遅延が発生。25日の遅延は5300件余りだった。

ダフィー氏は現在の航空管制官不足規模について、連邦政府機関の一部が閉鎖された10月1日以降で「最大級の1つ」と指摘。「航空管制官が手薄になっている兆候だ」と述べた。

連邦航空局(FAA)のウェブサイトによると、シカゴのオヘア国際空港と首都ワシントンのレーガン・ナショナル空港、ニューヨークのニューアーク・リバティー国際空港では26日(訂正)、人員不足のため航空便の離発着を遅らせる措置が発動された。

FAAはまた、ロサンゼルス国際空港で26日午前11時半(訂正)ごろに航空管制官不足のため運航停止措置を発動。この措置はその後に解除されたが、航空便の遅延は続いた。

トランプ政権は、航空管制官は28日に支給される予定だった10月分の給与を受け取れなくなるのに伴い、運航の乱れは拡大すると警告している。

ダフィー氏は、給与を支給されない見通しに直面している航空管制官は別の収入源を探していると話した。

ロイター
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