プレスリリース

富山・立山町の子ども向けに、英語に楽しくふれられるハロウィンイベントを10月26日(日)に開催

2025年10月22日(水)10時30分
株式会社陽咲玲は、立山町で活動する地域おこし協力隊の山淵あいりが、立山町の小学生を対象に「英語に楽しくふれられる機会を立山の子どもたちに提供する」ことを目的に10月26日(日)にハロウィンイベントを開催することをお知らせします。

「英語であそぼ!ハロウィンパーティin立山」
詳細URL: https://www.instagram.com/tateyamashinkokai/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/551723/LL_img_551723_1.png
ハロウィンイベントチラシ


■今回のハロウィンイベントについて
今回、立山小学校を飛び越えて立山町全体に向けてイベントを開催します。
対象は立山町の小学生。立山町のALTが集まる初めてのイベントです。
英語を交えたゲームやクラフト、ハロウィンの体験を通じて、子どもたちが楽しく学び、「英語って楽しい!」と感じる時間を届けたいと思います。
立山小学校で実践している「英語遊び」をより多くの子どもたちに体験してもらうことも目的の一つです。
このイベントをきっかけに、立山小学校や地域の取り組みに関心を持ってもらい、「小規模特認校・立山小学校」を応援してくれる仲間の輪が広がっていきますように。
私たちの活動を見守ってください。


■イベント概要
イベント名:英語であそぼ!ハロウィンパーティin立山
日時 :10月26日(日)14時~16時
場所 :立山町元気交流ステーションみらいぶ大会議室1.2.3
対象 :立山町の小学生
講師 :立山町地域おこし協力隊 山淵あいり
ゲスト :立山町のALT4名
内容 :英語にふれながらハロウィンのゲームやクラフトを楽しもう


■自己紹介と背景
2025年6月、地域おこし協力隊として立山町に着任した山淵あいりです。
今年度から「小規模特認校」となった立山小学校で、町初の英語教育支援員として活動しています。
私のミッションは、「遊びながら学ぶ英語教育」をこの立山小学校でゼロから立ち上げることです。

Instagram: https://www.instagram.com/tateyamashinkokai/

1995年生まれ、富山県滑川市出身。
京都大学を卒業後、同大学院社会学専修の修士課程を修了。
新卒で入社したNHKを退社し、同年、地域おこし協力隊として地元・富山県に戻ってきました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/551723/LL_img_551723_2.jpg
北日本新聞朝刊2025年6月3日付


■これまでの活動について
大学2回生の時、講義の一環で、公立小・中学校の放課後国際教室のボランティアを始めました。
多くの子供たちと関わる中で、日本社会の中で孤立しやすい彼らに「家」と「学校」以外の"もうひとつの居場所"をつくりたいと思い、大学周辺に住む外国ルーツの子どもたちを対象にした「勉強会」を立ち上げました。
外国ルーツの子どもたちが抱える課題は、言語、進路、アイデンティティなど多岐にわたります。
だからこそ、一人ひとりと長い時間を共に過ごし、それぞれの背景を丁寧に理解することを大切にしてきました。
大学生活を通して出会ったのは、在日外国人、LGBTQ、路上生活者など、さまざまな「マイノリティ」と呼ばれる人たちでした。
生きづらさを感じる人たちが少しでも前向きになれるには、「周囲の理解」と「正確な情報」が欠かせない。
メディアの担う役割の大きさを感じ、NHKに入社しました。
4年間、大阪局・京都局で福祉系の放送管理や教育イベント、営業などを担当。日をまたぐほど忙しいこともありましたが、入社前から憧れていた番組に関われたり、出演者に会えたりと、やりがいのある日々でした。
しかし、どんなに充実していても、「もっと目の前の人の幸せに関われる仕事がしたい」「子どもの可能性を直接支えたい」という思いが消えることはありませんでした。
そんな中、地域おこし協力隊の募集を目にしました。
2025年4月、地元・富山へUターン。
新たな挑戦が始まりました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/551723/LL_img_551723_3.jpg
番組に出演することもありました(2022年)


■立山小学校での活動
活動の舞台は、立山町立立山小学校。
自然に囲まれた温かな小学校です。かつて100名を超えていた児童数も、現在は約50名。
「廃校もそう遠くない」とも言われる状況にあります。
立山小学校は今年度から「小規模特認校」となり、特色ある教育を行うことで学区外からの入学も認められるようになりました。
廃校を防ぐためには、この制度を活かし、「選ばれる学校」にしていくことが不可欠です。
立山小には、木の温もりを感じる校舎、学年を超えた仲の良さ、そして「遊びながら学ぶ英語教育」という新たな取り組みなど、魅力的な要素がたくさんあります。
私のミッションは、その「遊びながら学ぶ英語教育」を通じて、学校の魅力をさらに高め、発信していくことです。
さぐりさぐりではありますが、授業だけでなく、休み時間・給食・放課後などにも英語活動を取り入れ、「自然に英語に親しむ」ことができる学校の雰囲気を作れるように活動しています。
まだ4ヶ月ですが、子供たちの順応力はすごいもので、学校のあちこちから"Hello!""See you!"という子どもたちの元気な声が聞こえてきます。子どもたちから「先生、英語であそぼ!」と声をかけてもらえる毎日です。
活動は学校外にも広がっています。「サマースクール」など休暇中にも英語を楽しめる場を企画し、地域の方々も巻き込んだ学びの循環をつくっています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/551723/LL_img_551723_4.jpg
放課後英語レッスン「英語であそぼ!」(2年生)


■サマースクールで見えた「居場所」の力
夏休みには、夏休みの楽しい居場所を提供したいと思い、公民館で「英語サマースクール」を開きました。週3回、各回2時間。英語でゲームや歌、ダンスをして遊びます。
サマースクールには、毎回約15名(全校児童の約3割)、合計10回・延べ130名以上の子供が参加してくれました。
保護者からは、「こんな田舎で楽しく英語を学べる環境を提供していただいたことに感謝しています」
「英語楽しー!早くいきたい!と彼に新たな扉を開いてくださりありがとうございます」
「みんなで学ぶ楽しさや、肩を張らずに過ごせる環境がとっても居心地良かったのだと感じられました」
「居場所を作っていただいたことがとても助かりました」などとたくさんの温かいコメントを寄せていただきました。
何より、子供たちとのんびり楽しく、一緒に過ごすことができて、私にとって非常に贅沢な時間でした。
サマースクールとともに夏休みが終わると、嬉しいことがありました。
長く不登校だった児童が、7か月ぶりに登校してきたのです。
サマースクールに毎回参加してくれていた子でした。
「やっぱり友達と過ごすのは楽しい」「学校に行ってみようかな」
サマースクールで過ごした時間が、そんな前向きな気持ちにつながったのだとしたら、これほど嬉しいことはありません。
英語を楽しむだけでなく、「子どもの個性と自由を尊重した居場所づくり」を続けたい。
そう強く感じさせてもらった夏になりました。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/551723/LL_img_551723_5.jpg
北日本新聞朝刊2025年8月19日付


■子どもたちの居場所づくりへ ― 今後の展開
立山小学校には、「少人数ならではの手厚い教育」「豊かな自然環境」「地域との温かなつながり」など、「選ばれる理由」はたくさんあります。
一方で、4~6年生を対象にした放課後の居場所がなく、共働き家庭が安心して子どもを預けられる環境が不足しているという課題もあります。
この課題を解決できれば、より多くの家庭が立山小を選びやすくなるはずです。
そこで、私はPTAや地域と連携して子どもたちが安心して過ごせる"放課後の居場所"をつくることにしました。
学童機能とこども食堂を兼ね備えた、地域と学校をつなぐ新しい拠点です。
放課後に宿題をしたり、ごはんを食べたり、英語や工作で遊んだり。自分の「好き」をのびのび楽しめる場所にしたいと考えています。
私たちが目指しているのは、「子どもが安心して育ち、地域の人がそれを見守れる地区」をつくることです。
子どもたちの笑い声が響く校舎、顔を知っている大人たち、互いに気にかけ合う関係。
これを次の世代に残すためには、立山小学校を存続させなければなりません。
この場所が、子どもたちの笑顔と学びを支え、そして立山小学校の未来を守る力になると信じています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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