プレスリリース

30~50代の男女300人対象「老人ホームに関する意識調査」を実施 気になる点は「コスト・信頼性・プライベートの確保」

2025年08月21日(木)13時30分
シックスワン株式会社(本社:東京都、代表取締役:福田 智洋)が運営するケアワークス( https://care-works.info/ )は、2025年8月に30代から50代の男女300人に対して「老人ホーム」に関するアンケート調査を実施しました。本調査は、老人ホームに対するイメージや意識についてアンケートを行ったものです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_1.png
アイキャッチ

【調査概要】
・調査対象 : 30代~50代の男女
・調査方法 : 選択式および自由記述式のアンケート
・調査期間 : 2025年8月1日~8月2日
・有効回答数 : 300件
・リリース掲載URL: https://care-works.info/news/aJ07pRIAACgAwYUu


【結果概要】
・老後の理想の暮らし方に関しては、「できる限り自宅で暮らしたい」が40.3%と最多。次点として、「必要になったら老人ホームに入りたい」が22.0%という回答となった。

・老人ホームで最も重視するのは、どの年代でも「費用がどのくらいかかるのか」「特にない/まだイメージがわかない」「介護スタッフが信頼できそうか」という回答が上位を占める。

・老人ホームのイメージは「費用が高いイメージ」「スタッフが大変そう」「周りの人とうまくやっていけるかが不安」が上位となった。


【調査詳細】
■将来、老後はどのような暮らし方が理想ですか?

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_2.png
老後の理想の暮らし方

将来の老後の理想的な暮らし方については、「できる限り自宅で暮らしたい」が40.3%で最も多く、老人ホームを選ぶという回答は、27.7%となりました。


■老人ホームに対して、あなたが持っているイメージを教えてください。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_3.png
老人ホームに対するイメージ

老人ホームに対するイメージについて複数回答で調査した結果、「費用が高いイメージ」が53.7%で最も多い結果となりました。ついで「スタッフが大変そう」(34.7%)「周りの人とうまくやっていけるか不安」(29.3%)といった回答が上位を占めました。


■老人ホームに対するイメージや印象、感じていることについて
自由記述回答では、以下のような声が多く挙げられました。

~費用・経済的負担への懸念に関する声~
・「とにかく費用が高い、年金では入居できない」(男性・50代)
・「貧乏人には縁がない」(女性・50代)
・「利用料が高いイメージ、自分の貯金では入り続けられない」(女性・50代)

~自由・プライバシーの制限への不安に関する声~
・「自由な行動ができない」(男性・50代)
・「行動範囲が限られて閉塞感」(男性・30代)
・「窮屈で自分の好きなように生活できなさそう」(男性・30代)

~スタッフの質・虐待への懸念~
・「介護を理由にした虐待に耐えなければならない」(女性・40代)
・「虐待のニュースがあるから怖い」(男性・30代)
・「職員による虐待が増えている」(女性・30代)


■将来、もし自分が老人ホームに入るとしたら、どんなことが気になりますか?

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_4.png
老人ホームに入る際気になること(複数回答)

老人ホーム入居時の関心ごとについて複数回答で調査した結果、「費用がどのくらいかかるのか」が54.7%で最も多く、次いで「介護スタッフが信頼できそうか」が49.3%、「プライベートな空間が確保されているか」(39.7%)という結果でした。


■先ほどの回答で、最も重視するものを一つ選択してください

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_5.png
老人ホームに入る際気になること(単一回答)

先ほどの質問で最も重視するものを聞いたところ、どの年代でも「費用がどのくらいかかるのか」「特にない/まだイメージがわかない」「介護スタッフが信頼できそうか」という回答が上位を占める結果となりました。

年代別でも大きな変化はありませんでした。
~30代の回答結果~

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_6.png
老人ホームに入る際気になること(30代)

~40代の回答結果~

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_7.png
老人ホームに入る際気になること(40代)

~50代の回答結果~

画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_8.png
老人ホームに入る際気になること(50代)

■老人ホームに関する情報を見聞きしたことはありますか?

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_9.png
老人ホームに関する情報を見聞きした経験

老人ホームに関する情報を見聞きした経験については、「ほとんどない」が30.7%で最も多く、「全くない」の28.7%と合わせると、約6割(59.4%)が老人ホームに関する情報にほとんど接触していないということがわかりました。


■老人ホームについて、今後もっと情報を得たいと思いますか?

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/446081/LL_img_446081_10.png
今後積極的に情報収集したいと思うか

老人ホームについて今後もっと情報を得たいと思いますか?という問いに対しては、「わからない」が49.3%で最も多く、約半数が情報取得への明確な意向を持っていないことがうかがえます。

また、「はい」26.0%・「いいえ」24.7%と、積極的に情報を求める層と求めない層は、ほぼ同程度で拮抗する結果となりました。


■ご自身の老後というテーマに関して、不安に思っていること
また、「ご自身の老後に関して、不安に思っていること」についての自由回答では次のような声が多く挙げられました。

~経済的不安~
・「年金がもらえるかどうかが心配」(男性・30代)
・「老後2000万円問題」(女性・30代)
・「少ない年金で、自分が認知症になったとき老人ホームに入れるのか」(女性・30代)
・「貯金残高への心配」(女性・50代)
・「老人ホームの入居費用への不安」(女性・40代)

~健康・身体機能への不安~
・「健康でいられるかどうか」(女性・40代)
・「健康的な生活を送れるかどうか不安」(男性・30代)
・「体の不自由・自立した生活ができなくなること」(男性・50代)
・「健康寿命に関する不安」(男性・50代)
・「いつまで自力で生活できるか」(女性・40代)

~孤独・家族関係への不安~
・「一人暮らしの不安・孤独死の心配」(男性・50代)
・「子供や身内に迷惑をかけたくない」(女性・50代)
・「身寄りがない不安」(女性・50代)
・「家族に迷惑をかけずに生活できるか心配」(女性・50代)
・「孤独であることの将来への不安」(女性・40代)


【調査結果を受けて】
~老後不安は大きいが、老人ホームに対する情報感度は低い~
本調査を通じて、30代から50代の方の老人ホームに対するイメージが「費用が高い」「スタッフが大変そう」「周囲とうまくやっていけるかの不安」「自由度が低そう」といった比較的ネガティブなものであることがわかりました。また、老後に関する漠然とした不安を抱えている方が多いことも判明しました。

一方で、「老人ホームに関する情報を聞いたことがない」という回答が6割近くにのぼり、情報不足の現状も浮き彫りになりました。こうした状況を踏まえると、老人ホーム側からの積極的な情報発信により、ネガティブなイメージの改善や老後不安の解消につながる可能性が期待されます。

ケアワークスでは引き続き、介護職の魅力向上・理解促進に向けた取り組みを進めてまいります。


【ケアワークスとは?】
・ケアワークス( https://care-works.info/ )
・介護職の求人に特化した検索エンジン型のウェブサイト
・現在、35万件以上の求人情報を掲載
・求職者は求人を検索し、掲載元サイトにアクセスできます


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

仏サービスPMI、8月速報49.7 1年ぶり高水準

ワールド

ドイツ、ウクライナ和平後の派兵巡り論争が激化

ビジネス

ヤゲオ、芝浦電子へのTOB価格を6635円に引き上

ビジネス

英政府借入額、1─7月は予測と一致 政府に課題残る
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家のプールを占拠する「巨大な黒いシルエット」にネット戦慄
  • 2
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 3
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 4
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 5
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 6
    広大な駐車場が一面、墓場に...ヨーロッパの山火事、…
  • 7
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 10
    習近平「失脚説」は本当なのか?──「2つのテスト」で…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 6
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 10
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中