プレスリリース

ラックとKDDI、サイバー攻撃への対策に向けセキュリティソリューションをグローバルで本格展開

2025年07月28日(月)11時30分
ラックとKDDIは2025年7月28日から、サイバー攻撃への対策に向け、セキュリティソリューションのグローバル展開を本格開始します。

セキュリティ監視・運用の知見と国内最大級のセキュリティ監視サービス拠点を持つラックと、グローバルに事業を展開するKDDIの協業により、海外拠点を含めたセキュリティインシデント発生時にも迅速かつ適切な対応を実現していきます。
第一弾として、海外拠点からのお問い合わせに対応するグローバルサポート機能を設置します。お客さまの重要な情報資産やインフラ、海外拠点を守り、セキュリティ体制の強化や多言語対応など、お客さまのニーズと環境に応じたサービスを順次拡充します。

KDDIは、新たな価値創出において、デジタル化、AI活用を進めるためにはセキュリティの高度化は不可欠と捉えています。両社は今後も、「WAKONX」を通じて、日本のデジタル化をスピードアップするべく、巧妙化するサイバー脅威への対策と関連事業の強化を推進していきます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/443426/LL_img_443426_1.png
ラックとKDDI、サイバー攻撃への対策に向けセキュリティソリューションをグローバルで本格展開

●背景
昨今、サイバー攻撃は自国内だけでなく世界規模で拡がっています。その攻撃対象は企業規模を問わず、特にセキュリティ対策が行き届いていない海外の現地法人や、サプライチェーンに組み込まれた関連企業が狙われやすい状況となっています。

デジタル化、AIの時代には、セキュリティの高度化は必須です。あらゆる産業や人々の暮らしに通信やAIが溶け込む時代に対応するため、ラックは2025年2月にKDDIの完全子会社となりました。KDDIのネットワークとラックのセキュリティを融合し、サイバーセキュリティサービスの高度化を推進することで、日本のサイバーセキュリティ業界の発展に貢献することを目指しています(注)。

ラックとKDDIはこれまで、お客さまのセキュリティ運用の負荷軽減を目的にマネージドセキュリティサービスを国内向けに展開してきましたが、セキュリティの知見を持つラックとグローバルに事業を展開しているKDDIの協業第1弾として、セキュリティソリューションのグローバル本格展開に至りました。


●セキュリティソリューションのグローバル本格展開について
1.概要
海外拠点を持つ日本企業に向けて、セキュリティ環境の診断から運用までを包括的に支援します。

・セキュリティ監視・運用を提供する「KDDIマネージドセキュリティサービス( https://biz.kddi.com/service/mss/ )」と、ラックが提供する「JSOC マネージドセキュリティサービス( https://www.lac.co.jp/operation/jsoc_mss.html )」に英語でのお問い合わせ窓口を新たに設置し、セキュリティインシデントの報告や対応指示を海外拠点と直接行います。

・お客さまのセキュリティ状況やインシデント傾向などをまとめた月次のセキュリティレポートを英語で提供します。現地法人が状況を把握しやすくなり、早期に適切なセキュリティ対策の実行が可能となります。

・ラックのシンガポール拠点では、セキュリティ監視・運用を提供する「JSOC MSS Lite for Global biz.( https://www.lac.co.jp/operation/jsoc_lite.html )」において、従来の英語に加え日本語でのお問い合わせ対応を開始します。

・今後は、お客さまのセキュリティ環境の脆弱性を可視化する診断サービスやセキュリティインシデントが起きた際の対処・復旧を多言語で行うサービスを順次拡充し、各国の拠点において最適なセキュリティ環境を構築します。

なお、両社は2025年9月18日、KDDI × LAC presents Security Fes 2025を開催します。本イベントでも両社の今後の展開について講演予定です。詳細は公式サイト( https://news.mynavi.jp/techplus/lp/2025/enterprise/SecurityFes2025/?utm_source=hp&utm_medium=hp&np_source=campaign_31 )をご確認ください。

2.提供料金およびお問い合わせ先
提供料金など詳細はKDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターへご連絡ください。

<法人お客さまセンター>
0077-7007(無料)
0120-921-919(無料)
受付時間:9:00~18:00(土・日・祝日・年末年始を除く)

KDDIは2024年5月から、お客さまの事業成長・社会課題解決へ貢献を目的に、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」を始動しました。ラックとKDDIの連携によりお客さまのグローバルガバナンス強化に貢献していきます。

(参考)WAKONXについて
https://biz.kddi.com/wakonx/

WAKONXは、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本のデジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、3つの機能群を有するAI時代のビジネスプラットフォームです。
WAKONXを通じて、最適化したネットワークの設計・構築やデータの蓄積・融合・分析を行います。また、AIが組み込まれたサービスやソリューションを各業界に最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長と社会課題の解決を支援していきます。

(注)KDDI 2024年11月7日 ニュースリリース
AI時代のサイバーセキュリティでの新たな共創に向け、KDDIによるラックの公開買付けに合意~ネットワークとセキュリティを一気通貫で提供、サイバーセキュリティ業界の発展に貢献~
https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr_s-18_3582.html


■株式会社ラックについて
https://www.lac.co.jp/
ラックは、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、1995年に日本初の情報セキュリティサービスを開始して以降、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線で活動する、情報セキュリティ分野のリーディング企業です。

* ラック、LACは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。
* 記載されている情報は、発表時点のものです。その後予告なしに変更となる場合があります。


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プレスリリース提供元:@Press
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