プレスリリース

<夜型の若者に「夜の居場所」を>22時から始まる"遅咲き"の学びを提供するオンライン教室「夜ふかし教室」のプロジェクトを「For Good」にて開始

2025年07月11日(金)09時30分
一般社団法人なんらぼは、「学校に行けない」「昼間に起きられない」-そんな悩みを抱える中高生のために、夜型人間のためのオンライン教室「夜ふかし教室」のプロジェクトをクラウドファンディングサイト「For Good」にて開始いたしました。
オンライン教室「夜ふかし教室」の活動時間は、一般的な学習支援とは一線を画す夜22時~24時。社会の"普通"に合わせられない若者たちに、否定されない夜の居場所を提供します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/441535/LL_img_441535_1.png
夜ふかし教室ロゴ

◆ 夜ふかし教室とは
活動時間:毎週水曜日、日曜日 PM22:00~24:00(オンライン)
対象 :主に13~22歳の、日中の活動が困難な若者
内容 :日替わり講師によるトーク・対話・作品紹介など
特徴 :学力重視ではなく、時間にとらわれない生き方や表現に触れる場

夜ふかし教室は、起立性調節障がいや生活リズムのズレなどにより、学校に行けなかったり昼間活動が難しい若者たちが、自分のままで参加できる「夜のオンライン空間」です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/441535/LL_img_441535_7.png
夜ふかし教室概要
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/441535/LL_img_441535_3.png
講師一覧(一部)

◆ なぜ「夜」に教室を?
社会の標準に合わないだけで、「朝起きられない」は怠けではありません。しかし、多くの若者はその自分を責めたり、否定されたりします。夜ふかし教室は、夜型のままでも人と出会え、何かを感じられる場所として、学びや表現をゆるやかに届けます。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/441535/LL_img_441535_4.jpg
経緯漫画

◆ 参加予定者の声
○「昼間にいられない自分を、もう責めたくなかった」
- 高校2年生・Aさん(仮名)

私は中学の頃から、朝どうしても起きられなくて学校に遅刻したり、保健室登校が続いたりしていました。親も先生も「頑張ればできる」と言うけど、何を頑張っても朝は起きられない。だんだん友達とも話さなくなって、SNSも閉じて、誰ともつながってない感じでした。

そんなとき「夜ふかし教室」の話を聞いて、「やっと自分が居てもいい場所があるかもしれない」と思いました。夜に起きてるだけで責められない、夜に何かをしてもいいっていうのが、すごく救われた気持ちになります。ここなら、無理せず話せそうです。

○「病気じゃないなら、ただの怠けなの?」
- 16歳・通信制高校生・Cさん(仮名)

中学3年のころ、朝どうしても起きられなくなって、学校に行けなくなりました。親に連れられて病院に行ったけど、「特に疾患は見られませんね」「様子を見ましょう」と言われただけで、診断は出ませんでした。

親からは「病気じゃないなら、頑張れるはず」「気持ちの問題だ」と言われて、ますます部屋にこもるようになりました。でも、こっちは本当に動けないし、眠れないし、夜になるとようやく頭が働く。自分でも説明できないし、周りも誰もわかってくれない感じが続きました。

結局、診断がつかないまま、不登校になって1年が経ちました。学校からも連絡は減っていって、昼間は誰にも会わない生活が続きました。

「夜ふかし教室」の話を聞いたとき、正直すごくほっとしました。病名がなくても、理由がうまく言えなくても、「今こうなんだね」と言ってくれる場所があるだけで、少し安心できたからです。今の自分を否定されないだけで、呼吸がしやすくなります。


◆ クラウドファンディングでの応援メッセージ
私の子供が行けなくなってから4年ほど経ちます。無理やり学校に連れて行こうとしたり、ゲームを制限したり。親子関係は悪くなり家庭内の雰囲気は常にギスギスしていました。 せめて勉強して欲しい、せめて朝起きて欲しい、せめてどこか外に出て欲しい... 親の一方的な『せめて』ばかり子供に求めました。そこに子供の意志は無いのに。少しずつ一方的な『せめて』を手放し最後に残ったのは、"せめて生きていてほしい"でした。

現在は医療や福祉の手を借りながら学校を息子なりのペースで利用しています。あの頃、明け方まで布団の中でゲームをしていた子供は、どんな気持ちでやっていただろう。本当は好きなはずのゲームを、何かから逃げるように、何かを忘れるようにやっていたのなら、とてもつらい時間だったと思います。

その時にこのプロジェクトがあれば、子供の傷はもう少し浅く済んだかもしれない。あの頃の我が家のように暗いトンネルの中に居る親の子の一筋の光になって欲しいという願いから、このプロジェクトを応援します。


◆ クラウドファンディング実施中
プロジェクトスタートのため、現在クラウドファンディングを実施しています。

▼ 詳細・ご支援はこちら:
https://for-good.net/project/1002085

支援金は、運営費(講師謝金・システム管理費・進行スタッフ費用など)に活用されます。リターンには「夜ふかし教室」参加権やオリジナルグッズもご用意しています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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