コラム

先進国はぜいたく品を必需品にすることで貧しくなる

2018年05月09日(水)20時13分

コンビニも、名前、定義からして利便性サービスでありぜいたく品であるが、ある人々にとっては必需品である。アマゾンも同じだ。

そう考えていくと、経済が発展すると、ぜいたく品が安く手に入るようになって豊かになっているように感じられるが、実際は逆で、本来、不要なものが必需品となり、無駄な必需品が増え、それを手に入れるために必要な現金所得が増え、その結果、所得は上がり、GDPは上がるが、実質的には貧しくなっているのである。

*この記事は「小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記」からの転載です


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プロフィール

小幡 績

1967年千葉県生まれ。
1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現財務省)入省。1999大蔵省退職。2001年ハーバード大学で経済学博士(Ph.D.)を取得。帰国後、一橋経済研究所専任講師を経て、2003年より慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應ビジネススクール)准教授。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。新著に『アフターバブル: 近代資本主義は延命できるか』。他に『成長戦略のまやかし』『円高・デフレが日本経済を救う』など。

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