米先住民虐殺を描く『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でスコセッシ監督が見つめた「曖昧な端数」
20世紀初頭、先住民族オセージが居住していた土地で大量の石油が発掘される。一気に大金持ちになったオセージの人々。その富を狙う白人たち。
収奪の構造は単純だ。オセージの誰かと血縁になり、その後にオセージの誰かはこの世界からいなくなる。多くの白人が手を染める。人は環境に馴致(じゅんち)する。残虐な殺戮がいつの間にか日常になる。
だがマーティン・スコセッシ監督は、単純な「白人対先住民」の対立に興味は示さない。主人公アーネスト(レオナルド・ディカプリオ)は、典型的な「悪」ではない。ただし卑劣で強欲だ。主体性がなくて狡猾で弱い。そして弱い人間ほど環境や権力者に強く同調する。
オセージ出身の妻モリー(リリー・グラッドストーン)を愛しながら、アーネストは彼女とその家族たちを殺戮の連鎖の中に巻き込んでいく。誰よりも妻を愛し、そして愛する妻を殺すことへの加担に矛盾を感じない。
モリーは寡黙だ。その静けさの奥に、言葉にならない怒りや諦念が見え隠れする。その沈黙はモリーの悲しみであると同時に、虐げられ続けた先住民族の怒りと諦念でもある。
沈黙とは語ることを奪われ続けてきた歴史の厚みであり、断ち切られた関係の傷痕でもある。
『ある日、家族が死刑囚になって』を考えるヒントにして 2026.03.11
脚本・監督も主演2人も素晴らしい......僕の大切な『オアシス』は奇跡を見せてくれる 2026.02.11
大評判作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が感じさせるアメリカの「反復力」 2026.01.29
『私は確信する』が教える「確信」することの危うさ 2025.12.24
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
「東京」機械部品の国内販促企画/マネージャー 英語力活かせる ドイツ外資グローバル樹脂部
イグス株式会社
- 東京都
- 年収600万円~1,000万円
- 正社員
-
集団調理・ケータリング, 給食・社員食堂・介護・病院/その他/外資系企業のオフィス勤務のケータリングサービススタッフを募集
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社 東京都港区六本木 外資系企業オフィス
- 東京都
- 年収322万円~350万円
- 正社員
-
経理 外資企業向けアウトソーサー
株式会社ビーピーエムアソシエイツ
- 東京都
- 年収800万円~1,000万円
- 正社員






