「ラストシーンが素晴らしい映画」を映画仲間で言い合ったら......誰もが納得した『プレイス・イン・ザ・ハート』
ILLUSTRATION BY NATSUCO MOON FOR NEWSWEEK JAPAN
<大恐慌時代のテキサスの小さな町で、夫を亡くした女性と幼い子供たち、黒人、障害者が家族のように支え合う『プレイス・イン・ザ・ハート』。地味だけれど、僕にとってはとても大切な映画>
気の合う映画仲間たちとの酒席の場で、ラストシーンが素晴らしい映画のベストを一人ずつ言い合おうと誰かが提案した。そのときにタイトルが挙がった映画を記憶のままに書けば、
『卒業』『ファニーとアレクサンデル』『俺たちに明日はない』『カサブランカ』『パピヨン』『青春の蹉跌』『サブウェイ・パニック』『未来世紀ブラジル』
あたりだったと思う。
ちなみに『青春の蹉跌』と『サブウェイ・パニック』は僕がタイトルを挙げた。
「でも何といっても」
発言が一巡してから誰かが言った。
「好き嫌いで言えば『プレイス・イン・ザ・ハート』のラストがいちばん好きかな」
少しだけ間を置いてから、僕も含めて全員がうなずく。「なるほど、確かにあのラストは驚いた」「少し甘くないか」「甘いよ、だからいいんだよ」「俺もあのラストは大好きだ」
途切れ途切れの記憶を頼りにここまでを書いたけれど、1984年に全米公開された『プレイス・イン・ザ・ハート』は地味な映画だ。あの映画かとすぐに思い当たる読者は決して多くないはずだ。
でも僕にとっては、ラストだけでとても大切な映画となった。脚本と監督は、この5年前に『クレイマー、クレイマー』が大きな話題となったロバート・ベントン。『俺たちに明日はない』の脚本も書いている。
この原稿を書くために改めて資料を調べたら、今年5月に亡くなっていた。享年92。才気煥発なタイプではないが、実直で職人肌の監督だった。
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