蔓延する憎悪と殺戮 パレスチナで突き付けられる「傍観者でいいのか」という問い
ジャーナリストとしての自分の半生を反すうしながら、おまえはなぜ傍観者でいられるのか、と後藤は自分に問い続ける。パレスチナの旧友に会う。構想していたフィクション映画について考える。過去と現在が交錯し、やがてシンクロする。
ラスト、後藤はエルサレムのバス停で、ホロコーストを傍観したドイツ国民について考える。そのカットが次の瞬間、ガザ地区のオリーブ畑へ。1人で踊る後藤を見つめながら、その胸のうちを想像する。
断言するけれど、シネコンでは絶対に上映されない。でも見てほしい。目撃してほしい。私は傍観者でよいのかとの後藤の問いは、きっとあなたにも突き刺さる。
『傍観者あるいは偶然のテロリスト』(2020年)
監督/後藤和夫
出演/後藤和夫(シネマハウス大塚で4月に上映)
<本誌2021年4月6日号掲載>
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