大阪・関西万博「未来的目玉展示」...落合陽一氏のシグネチャーパビリオン「null2」は、何を伝えている?


子どもには難しい? 大人にも難しい
あまり多くを伝えるとネタバレになるため詳述は避けるが、あえてパビリオンを要すれば、「いのちを磨く」をコンセプトとした「デジタルネイチャー(計算機自然)」の世界だ。意味深長なメッセージが十重二十重に織り込まれ、最終的に主体と客体の逆転による「気付き」を促す。内側からの主観的な没入と外側からの客観的な視座の獲得、その両方を経験することで、パビリオン「null2」の多層的な含意の一端が分かるかもしれない。
なお、このnull2のコンセプトについて、落合氏自身が解説するウェブサイトもある。曰く、「計算機自然は、「万物あらゆるものは計算をしてる」と仮定し、人間を脱中心化することによって 、人間が知性や主体性の唯一の座ではなく、より大きな相互接続された計算生態系の一部である未来を示唆する」
これを読んだだけでは、何のことやらといった感慨を抱かれるだろう。そうした懸念を見越してか、パビリオンのメッセージを読み解くための、分かりやすい絵本や漫画も用意されている。ただ、一部ネタバレもあるため注意が必要だ。

考えるのはおまけ
落合氏はまた、「『頭を使うのはヒトのちょっとしたおまけです』 っていうのがすんなり入らないとわかんなくなってしまうらしい」とSNSのX(旧Twitter)で投稿している。「頭を使うことはおまけ」という思惟がこの展示のネックであり、キーでもあるようだ。
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