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犯罪を誘発する「小さな悪」とは? 広島、栃木での女児誘拐殺人事件から20年...発生場所に見られたそのシグナル
様々な犯罪機会論のうち、ソフト面、つまり「心理的に入りやすく、心理的に見えにくい場所」を重視するのが、ラトガース大学のジョージ・ケリングとカリフォルニア大学のジェームズ・ウィルソンが1982年に発表した「割れ窓理論」だ。
割れ窓理論で言う「割れた窓ガラス」とは、管理が行き届いてなく、秩序感が薄い「公共の場所」の象徴だ。この理論では、地域住民や自治体職員が、その場所のことに無関心・無気力・無責任であるから、施設の割れた窓ガラスが放置され続けていると考える。言い換えれば、割れた窓ガラスが放置されているのは、その場所に関係する人々の「縄張り意識と当事者意識」が低いからだと考えるのだ。
「縄張り意識」とは、「入りにくさ」のソフト面、つまり、見えないバリアのことだ。縄張り意識が感じられない場所は、犯罪者であっても警戒心を抱くことなく、気軽に立ち入ることができる「入りやすい場所」だ。
一方、「当事者意識」とは、「見えやすさ」のソフト面、つまり、心の視線のことだ。当事者意識が感じられない場所では、犯罪者は、「犯罪を行っても見つからないだろう」「犯罪が見つかっても通報されないだろう」「犯罪を止めようとする人はいないだろう」と思い、安心して犯罪を始められる。要するに、その場所は、犯罪者からすれば、見て見ぬ振りをしてもらえそうな「見えにくい場所」なのだ。
落書き、放置自転車、公園の汚いトイレにも注意
このように、割れた窓ガラスが放置されているような場所は、犯罪者にとって、「心理的に入りやすく、心理的に見えにくい場所」になる。犯罪者に、そのように思わせてしまうシグナルとしては、施設の割れた窓ガラスのほかにも、例えば、落書き、散乱ゴミ、放置自転車、廃屋、伸び放題の雑草、不法投棄された家電ゴミ、野ざらしの廃車、壊れたフェンス、切れた街灯、違法な路上駐車、公園の汚いトイレなどがある。
こうした乱れやほころびは、犯罪者に「歓迎のメッセージ」を伝えるシグナルになってしまう。逆に、「公共の場所」の乱れを直し、ほころびを縫えば、そのことが、犯罪者に対する「嫌な知らせ」になる。つまり、そのような場所は、犯罪者にとって「心理的に入りにくく、心理的に見えやすい場所」になる。
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