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英ワクチン集団接種をいち早く可能にした周到な準備、日本は間に合うのか
車でワクチン接種を受けるドライブスルーセンターもある(英ハイド、12月17日) Phil Noble-REUTERS
[ロンドン発]世界に先駆け新型コロナウイルス感染症(Covid-19)に対する集団予防接種が8日から始まったイギリスのワクチンセンターを訪れた。15日時点で80歳以上の高齢者、介護施設の職員、国民医療サービス(NHS)の医療従事者計13万7千人が2回のうち1回目の接種を終えた。
英政府は米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチン4千万回分を確保。3週間おいて2回打つ予防接種は英全土70カ所のNHS病院や臨時センターで行われている。8日早朝、世界で最初に接種を受けた北アイルランド出身の女性マーガレット・キーナンさんは91歳の誕生日を間近に控え、笑顔でこう話した。
「予防接種を受けた最初の人になれてとても光栄です。最高の早めの誕生日プレゼント。この1年ほとんど独りだった。新年はようやく家族や友人と過ごすことができる。90歳の私でも接種できた。あなたも接種できるはず」。感染者194万人、死者6万6千人を超えたイギリスにワクチン接種のためらいはない。

サッカースタジアムに設けられた臨時のワクチンセンター(筆者撮影)
20センチ四方の箱に975回分のワクチン
17日昼、筆者が訪ねたのはロンドン北部のザ・ハイヴ・スタジアム(バーネットFCの本拠地)に設けられたワクチンセンター。アポなしだったので、まさかセンターの中まで見学できるとは思ってもみなかったのだが、地元のクリニカル・ディレクター、ミーナ・ターカー医師が快く取材に応じてくれた。

ボランティアに車イスを押されてワクチンセンターに入る高齢者(筆者撮影)
センターの開設から運営までを取り仕切るターカー医師はこう語る。
「今月2日にファイザーワクチンの緊急使用が英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)に承認されたのを知りました。このワクチンは非常に不安定で、拠点病院の冷凍庫でしか保存できません。そこで地元でも接種できるようにと、わずか10日間でサッカースタジアムのバーにセンターを開設しました」

筆者の取材に応じるクリニカル・ディレクターのミーナ・ターカー医師(筆者撮影)
「ここには10カ所の接種ステーションがありますが、全く新しいタイプのワクチンなので接種のための研修やトレーニングを短期間で行いました。ここには大きな冷凍庫はありません。NHSから20センチメートル四方の小さな箱が送られてきます。その中に975回分のワクチンが入っています」
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