ニュース速報
ワールド

NATO事務総長、仏の核弾頭増加方針に理解 米国の核の傘も強調

2026年03月06日(金)09時28分

写真は北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長。3月5日、ベルギーのブリュッセルで撮影。REUTERS/Yves Herman

Andrew Gray

[ブ‌リュッセル 5日 ロイタ‌ー] - 北大西洋条約機構(NATO)の​ルッテ事務総長は5日のロイターのインタビューで、⁠フランスのマクロ​ン大統領が保有する核弾頭数を増やす方針を表明したことに理解を示した。

ルッテ氏は、フランスの核抑止力強化により、ウクライナ⁠に侵攻したロシアが欧州の抑止力と防衛力を把握することがより困難に⁠なる​と指摘。フランスと他の欧州諸国が核協力に関して議論することを支持すると述べた。

フランスとドイツは抑止力問題について議論するための核戦略運営グループを設立し、今年から具体⁠的な協力関係を始める予定だ。‌マクロン氏はギリシャやポーランド、オラン⁠ダ、⁠ベルギー、デンマーク、スウェーデンもフランスの核演習に参加できるようにすると説明していた。

一方でルッテ氏は、欧州の安全保障を究極‌的に保証するのは米国の核の傘であ​り続‌けるとして「私た⁠ちの生活様式​を究極的に保証するのは、結局のところ米国の核の傘であり、それが鍵だ」と強調した。

トランプ米大統領はデンマークの自治領グリーンランドの領有を目‌指すと公言したことで欧州諸国と対立し、同盟国を守るとしてきた米国​の約束に対する欧州の⁠疑念がさらに強まった。しかし、ルッテ氏は「米国がNATOに全面的にコミットしていると確信して​いる」とし、「米国が自国の安全を守るためには、大西洋や欧州、そして北極圏の安全が必要であることを理解している」と訴えた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米・メキシコ、北米貿易協定見直しプロセスを再来週開

ワールド

トランプ氏、ネタニヤフ氏の恩赦を再度要求

ビジネス

EBRD総裁、トルコのインフレ対策を評価

ビジネス

中銀の独立性、インフレ抑制に「極めて重要」=米シカ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影された、パイロットの「まさかの姿」にSNS爆笑
  • 3
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリングが新作『ピリオン』で見せた「別人級」の変身
  • 4
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 5
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 6
    対イラン攻撃に巻き込まれ、湾岸諸国が存立危機
  • 7
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 8
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「旅客数が多い空港」ランキン…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中