アフガン、子どもの急性栄養失調が今年20万人増加へ=国連WFP
WFPが支援する診療所で少女が医師に腕を測ってもらっている。1月7日、アフガニスタンのカブールで撮影(2026年 ロイター/Sayed Hassib)
Emma Farge
[ジュネーブ 3日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)のアフガニスタン担当代表、ジョン・アイリフ氏は3日、同国で今年、急性栄養失調に直面する子どもが前年比で約20万人増加するとの見通しを示した。外国からの援助削減に加え、パキスタンとの国境地帯における軍事衝突が飢餓に拍車をかけている。
アイリフ氏は「子どもの急性栄養失調が急増している。昨年は子どもの急性栄養失調者が過去最多を記録した。今年は370万人もの子どもが治療を必要とする事態に陥っている」と述べた。
同氏によれば、資金削減により、WFPが実際に治療できるのは対象者の4人に1人にとどまるという。診療所へのアクセスが困難な遠隔の山岳地帯では、積雪による孤立も重なり、多くの子どもが「冬の間に自宅で静かに命を落としている」と窮状を訴えた。
隣国パキスタンやイランによる追放政策も影響している。2023年後半以降、両国から計500万人以上の帰還民が流入し、限られた資源を圧迫している。さらに帰還民が多く居住する地域が最近の軍事衝突地点に近接していることから、WFPは一部地域での支援活動停止を余儀なくされている。





