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世界の債務残高348兆ドルと過去最大、政府部門が主体に=IIF

2026年02月26日(木)09時05分

写真は、パーセント記号とドル紙幣を使ったイメージ。2020年5月に撮影。REUTERS/Dado Ruvic

Rodrigo Campos

[ニュ‌ーヨーク 25日 ロイター] - 国‌際金融協会(IIF)が25日公表した最新​報告書「グローバル債務モニター」によると、2025年末の⁠世界全体の債務残​高は過去最大の348兆ドルだった。年間増加額も29兆ドル弱と、コロナ禍以降で最も大きい。

増加額のうち10兆ドル超は政府部門で、米国と中国、ユーロ⁠圏がその約4分の3を占めた。

今回のデータからは、世界の債務サイクルの主導役と⁠して家計​ないし企業の影が薄まり、継続的な財政赤字を抱える各国政府の存在感が増してきた様子がうかがえる。

25年末時点の政府債務残高は、前年末の96兆3000億ドルから約106兆7000億ドルに拡大した。非金融企業の債務⁠は約100兆6000億ドル、家計債務は64兆6000億ドルだった。

民‌間セクター債務の世界総生産(GDP)比はコロナ禍⁠のピ⁠ークから低下した半面、公的債務のGDP比は高まっている。こうした構造変化は、世界のバランスシートが金利や投資家心理の動きにより影響されやすく‌なることを意味する。

世界全体の債務のGDP比​は約308%とな‌った。

地域別では先進⁠国の債務が231兆7000億​ドル、新興国は116兆6000億ドルでいずれも過去最大を更新した。

今年償還を迎える債務は新興国が9兆ドル超と過去最大規模になると推計される。先進国で満期となる債務は20兆ド‌ル超。

IIFは、現時点では旺盛な需要が資金調達を秩序立った状態に保つ上で役立って​いると指摘した。しか⁠し政府による多額の借金と借り換え需要、年初の記録的な発行額が重なることで、世界の債務​は今後も歴史的な高水準にとどまる公算が大きく、各国の財政政策の選択が世界全体のバランスシートの行方を左右する事態になっている。

ロイター
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