メリーランド州、ICE施設建設阻止へトランプ政権を提訴
写真はメリーランド州のアンソニー・ブラウン司法長官。2024年10月、メリーランド州ボルチモアで撮影。REUTERS/Elizabeth Frantz
Jasper Ward
[ワシントン 23日 ロイター] - メリーランド州のアンソニー・ブラウン司法長官は23日、州内で新たな連邦移民収容センターの建設を阻止するためトランプ政権を提訴したと発表した。
ブラウン氏によると、移民管理を統括する米国土安全保障省(DHS)はメリーランド州ワシントン郡内にある54エーカーの倉庫を1億ドル以上で買収した。DHSはこの倉庫を一度に1500人が収容できる施設に改造する計画を立てている。
メリーランド州政府と司法長官の主張によると、トランプ政権は環境に対する影響評価や市民からの意見公募をしないまま、この物件を購入したという。
DHSはコメント要請に対して現時点で回答していない。
DHSは共和党のトランプ政権下で2026年に収容センター関連の予算として380億ドル以上を投じる計画だ。このために米移民・税関捜査局(ICE)の収容能力が合計9万2600床に拡大することになる。
連邦移民収容施設は現在、米国内に200以上存在している。全米各州で収容施設を増設する動きを巡っては、超党派から批判の声が上がっている。
民主党の連邦議員4人は23日、ICEの処理施設や収容センターの建設、取得、運営をする前に、地元の州と地方自治体から書面で承認を得るようDHSに義務付ける法案を提出する計画を発表した。





