原油先物、イラン情勢巡る懸念で続伸 米艦隊が中東に移動
写真はカザフスタン西部のカスピ海にあるカシャガン油田。2013年8月撮影。REUTERS/Stringer/File Photo
Florence Tan
[シンガポール 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は続伸している。先週末は米国とイランの緊張が高まっていることに懸念が高まり、3%弱上昇して終了していた。
0127GMT(日本時間午前10時27分)時点で、北海ブレント先物は0.12ドル(0.18%)高の1バレル=66ドル。米WTI先物は0.14ドル(0.23%)高の61.21ドル。
両指標とも24日は約1週間ぶりの高値を付けた。米軍の空母打撃群などは数日中に中東に到着するとみられている。トランプ米大統領は22日、イラン方向に「艦隊」が向かっているが、それを使用する必要がないことを望むと述べ、イラン政府に抗議デモ参加者の殺害や核開発計画の再開をしないよう改めて警告した。
これに対し、イラン政府高官は23日、いかなる攻撃も「われわれに対する全面的な戦争と見なす」と反発した。
IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏は、トランプ氏の警告を受け「供給途絶への懸念が再燃し、原油価格にリスクプレミアムが加わり、今朝はリスク回避の流れが広がった」と述べた。
一方、カザフスタンの「カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)」は、黒海沿岸ターミナルのメンテナンスが終了し、25日に稼働能力がフル体制に戻ったと発表した。
米国では先週からの冬の嵐で原油と天然ガスの生産量が減少し、スポット電力価格が急騰。JPモルガンのアナリストによると、バッケン(ノースダコタ州)、オクラホマ州、テキサス州の一部で減少するなど、日量約25万バレルの影響が出ているという。
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