トランプ氏批判のラッド豪駐米大使が早期退任へ、元首相
ラッド豪駐米大使。2017年11月、米マンハッタンで撮影。REUTERS/Amr Alfiky
Alasdair Pal David Brunnstrom
[シドニー 13日 ロイター] - アルバニージー豪首相は13日、ケビン・ラッド駐米大使が任期を1年前倒しして退任すると発表した。
元豪首相でもあるラッド氏は大使就任前、トランプ米大統領に批判的なコメントを投稿。トランプ氏は昨年面会した際に「私もあなたのことは好きではない」と発言していた。
アルバニージー首相は記者会見で、ラッド氏がアジア・ソサエティ政策研究所の代表に復帰し、3月に大使としての任務を終えると説明。
早期退任の決定は「完全に本人の決定」だとし、後任については後日発表されるだろうと語った。
首相は「オーストラリアと米国は最も親密な同盟国であり、今後も変わることはない」とし、「われわれはラッド氏が行ってきた重要な仕事を引き続き推進していく」と語った。
首相によると、ラッド氏はオーストラリアへの原子力潜水艦配備を柱とする米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」への継続的な支援をトランプ政権から取り付けたほか、米国との重要鉱物協定の交渉を担った。
ラッド氏は大使就任前、トランプ氏を「歴史上最も破壊的な大統領」と呼ぶなど批判的なコメントをいくつか発表していたが、大使に任命された際にこれらをソーシャルメディアから削除した。
だが、昨年10月にアルバニージー氏がホワイトハウスを訪れた際、ラッド氏の過去の発言について質問されたトランプ氏は同席していた大使に対し、「私もあなたのことは好きではないし、おそらくこれからも好きになることはないだろう」と述べた。
大使の解任を求める野党に対し、アルバニージー氏はラッド氏は4年の任期を務め上げると述べていた。
ラッド氏は、今後は米国に留まり、「世界の将来の安定にとって核心的な問題だと考える米中関係の将来について取り組む」とXに投稿した。
ホワイトハウス高官はラッド氏の退任について、「大使はトランプ氏や政権とうまくやっていた。今後の活躍を願っている」とロイターに語った。
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