Xで無許可の性的画像作成巡る問題、英情報通信庁が調査開始
写真はGrokのロゴ。2025年2月に撮影。Reuters/Dado Ruvic
Paul Sandle Sam Tabahriti
[ロンドン 12日 ロイター] - X(旧ツイッター)で利用者が対話型人工知能(AI)「グロック」を使用して実在の人物の画像を無断で性的画像に加工する事例が広がっていることを受け、英国の独立規制機関、情報通信庁が12日に調査を開始した。Xがプラットフォームとして英国の消費者を違法コンテンツから守る義務に違反している疑いがあるためだ。
英政府は、性的なディープフェイクを「虐待の武器」と呼んで取り締まる姿勢で、こうした画像の作成を犯罪と規定する新たな法律が今週施行されると表明した。
ケンドール科学・革新・技術相は12日に議会で。ディープフェイク作成を目的とするツールを企業が提供するのを違法とすることで、問題の根源に対処する法律を制定する計画もあると語った。
情報通信庁は声明で「X上でグロックが違法かつ無許可の本人そっくりの画像や児童の性的虐待資料の作成・共有に利用されているという報告は懸念すべきだ」と指摘。英国においてプラットフォームは人々を違法コンテンツから守るべきで、特に子どもへ危害を及ぼす恐れがある場合は、企業が義務を果たしていないと疑われれば調査をためらわないと強調した。
Xは情報通信庁による調査に関する問い合わせに対して以前公表した声明を引用し、児童の性的虐待資料を含む違法コンテンツは削除やアカウントの永久停止、必要に応じて地元当局や法執行機関との連携といった措置を講じていると言及した。
さらに「グロックを使った違法コンテンツ作成行為や、その作成を促す者は、違法コンテンツをアップロードした際と同じ結末をたどる」と述べた。
この問題を巡りXのサービス利用が禁止になる可能性を聞かれたカイル・ビジネス貿易相は「当然その可能性はある」と発言しつつも、禁止権限は情報通信庁にあると説明した。
Xを所有する実業家イーロン・マスク氏は10日、英政府がグロックとXに焦点を当てることで「ただ言論の自由を抑圧したがっている」と投稿した。





