ニュース速報
ワールド

Xで無許可の性的画像作成巡る問題、英情報通信庁が調査開始

2026年01月13日(火)08時09分

写真はGrokのロゴ。2025年2月に撮影。Reuters/Dado Ruvic

Paul ‍Sandle Sam Tabahriti

[ロンドン 12日 ロイタ‌ー] - X(旧ツイッター)で利用者が対話型人工知能(AI)「グロック」を使用して実在の人物の画像を無断で性的画‌像に加工する事例が​広がっていることを受け、英国の独立規制機関、情報通信庁が12日に調査を開始した。Xがプラットフォームとして英国の消費者を違法コンテンツから守る義務に違反している疑いがあるた‌めだ。

英政府は、性的なディープフェイクを「虐待の武器」と呼んで取り締まる姿勢で、こうした画像の作成を犯罪と規定する新たな法律が今週施行されると表明した。

ケンドール科学・革新・技術相は12日に議会で。ディープフェイク作成を目的とするツールを企業が提供するのを違法とすることで、問題の根源に対処する法律を制定する計画もあると語った。

情​報通信庁は声明で「X上でグロックが違法か⁠つ無許可の本人そっくりの画像や児童の性的虐待資料の作成‍・共有に利用されているという報告は懸念すべきだ」と指摘。英国においてプラットフォームは人々を違法コンテンツから守るべきで、特に子どもへ危害を及ぼす恐れがある場合は、企業が義務を果たしてい‍ないと疑われれば調査をためらわないと強調した。

X‍は情‌報通信庁による調査に関する問い合わせに対‍して以前公表した声明を引用し、児童の性的虐待資料を含む違法コンテンツは削除やアカウントの永久停止、必要に応じて地元当局や法執行機関との連携といった措置を講じていると言及した。

さらに「グロックを使⁠った違法コンテンツ作成行為や、その作成を促す者は、違法コンテンツをアップロードした際と同じ結⁠末をたどる」と述べた。

この問‍題を巡りXのサービス利用が禁止になる可能性を聞かれたカイル・ビジネス貿易相は「当然その可能性はある」と発言しつつも、​禁止権限は情報通信庁にあると説明した。

Xを所有する実業家イーロン・マスク氏は10日、英政府がグロックとXに焦点を当てることで「ただ言論の自由を抑圧したがっている」と投稿した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は大幅続伸で寄り付く、史上最高値更新 高市

ワールド

トランプ氏批判のラッド豪駐米大使が早期退任へ、元首

ワールド

NZ企業信頼感、第4四半期は約12年ぶり高水準に改

ワールド

トランプ米政権、就任以降10万件以上のビザ取り消し
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 2
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中