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原油先物1％超上昇、米のベネズエラ制裁対象タンカー封鎖命令で
2025年12月18日（木）07時05分
米テキサス州西部のパーミアン盆地にある油田で２０２３年３月撮影。REUTERS/Bing Guan
Laila Kearney
［ニューヨーク １７日 ロイター］ - 米国時間の原油先物は１％超上昇。トランプ米大統領がベネズエラに出入港する全ての制裁対象タンカーの全面封鎖を命じたことを受け、世界的な政治的緊張が高まり、世界の原油余剰拡大を巡る懸念が和らいだ。
清算値は、北海ブレント先物が０．７６ドル（１．３％）高の１バレル＝５９．６８ドル。米ＷＴＩ先物は０．６７ドル（１．２％）高の５５．９４ドル。
トランプ大統領は１６日、「ベネズエラに出入りする制裁対象の全石油タンカーを完全かつ全面的に封鎖することを命じる」と自身の交流サイト（ＳＮＳ）に書き込んだ。
調査会社ケプラーのエネルギーアナリストは報告書で「米国の行動は短期的な変動と適度なリスクプレミアムをもたらす可能性があるものの、世界の需給バランスを引き締めたり、原油価格の持続的な上昇を促したりするには不十分だ」との見方を示した。
また、この日公表された米原油・燃料在庫の増加により、原油価格の上昇が抑制される動きも見られた。
