米軍、東太平洋で船舶3隻攻撃 8人死亡

［ワシントン　１５日　ロイター］ - 米軍は１５日、東太平洋の国際水域で船舶３隻に対する攻撃を実施し、８人が死亡したと発表した。

米南方軍はＸへの投稿で「船舶が東太平洋の既知の麻薬密輸ルートを航行しており、麻薬取引に関与していたことが情報機関に確認された」と述べた。

今回の攻撃は、トランプ大統領が開始したベネズエラ周辺海域の麻薬密輸対策の一環。米国はこれまでに太平洋とカリブ海で２０隻以上の船舶を攻撃、少なくとも９０人が死亡している。

一部の法律専門家は、違法な超法規的殺害に当たると指摘しているが、国防総省報道官は今月、「南方軍管轄地域の作戦は米国法と国際法の下で合法であり、全ての行動は武力紛争法に準拠している」と述べた。

船舶への攻撃は、トランプ大統領が近く開始するとしているベネズエラに対する地上攻撃の前段階とみられている。