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ホンジュラス大統領選巡る混乱続く、現職は「選挙クーデター」と非難

2025年12月10日(水)14時39分

 12月9日、ホンジュラスのカストロ大統領は、先月30日に行われた大統領選の開票を巡る混乱を「選挙クーデター」と非難した。写真は、カストロ大統領が「選挙クーデター」と非難したことを受けて選挙管理当局の施設前で行われた抗議活動で、火が燃え盛る中木の枝を持つ政府支持者。ホンジュラスのテグシガルパで9日撮影(2025年 ロイター/Fredy Rodriguez)

Laura Garcia Fredy Rodriguez

[テグシガルパ 9日 ロイター] - ホンジュラスのカストロ大統領は9日、先月30日に行われた大統領選の開票を巡る混乱を「選挙クーデター」と非難した。首都テグシガルパでは数百人の市民が開票結果の明確化を求めて抗議活動を行った。

今回の選挙は技術的な不具合や根拠のない不正の主張に加え、自身が推す候補者が当選しなければ資金援助を停止すると警告するトランプ米大統領の存在が影を落とした。

カストロ氏は記者会見で「脅迫、強制、投票送信システムの操作、民意の改ざんに特徴づけられた選挙プロセスを目の当たりにしている」と述べ、トランプ氏が右派の国民党候補であるナスリ・アスフラ前テグシガルパ市長のために選挙に介入したことも非難。「これらの行為は進行中の選挙クーデターだ」と述べた。

ロイター記者によると、テグシガルパでは9日夜、投票用紙が保管されているの建物の前で与党・自由復興党(LIBRE)の支持者約500人が抗議活動を行い、一部は車のタイヤに火をつけた。

9日夜の時点で開票率は99.4%に達し、アスフラ氏が中道右派の自由党候補サルバドール・ナスララ前副大統領を1.32%ポイント(約4万票)差でリードしている。

ただ、集計結果の14.5%に矛盾があり、選管や各党代表、国際監視団による特別集計で今後精査される。

ロイター
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