米州兵銃撃容疑者、入国後に過激化 国土安全保障長官が見解

写真は１１月２８日、ホワイトハウス近くの州兵銃撃事件現場に花を手向ける人々。REUTERS/Nathan Howard

Ted Hesson　Jasper Ward

[ワシントン ３０日 ロイター] - 米首都ワシントンで先週、州兵２人が銃撃された事件について、ノーム国土安全保障長官は３０日、アフガニスタン出身のラフマヌラ・ラカンワル容疑者は米国移民までは過激化していなかったとの見解を明らかにした。

同容疑者はアフガンで米中央情報局（ＣＩＡ）に協力していたが、米軍のアフガン撤退に伴い、２０２１年に米国に入国した。政府文書によると、今年４月にトランプ政権から亡命を認められていた。

ノーム氏はＮＢＣニュースに対し、「（同容疑者は）この国に来てから過激化したとわれわれは考えている。故郷のコミュニティーや州内のつながりを通じて過激化したと確信している」と述べ、家族など交流のあった人々から引き続き話を聞く考えを示した。

トランプ氏は同日、米国への難民受け入れを長期間停止する可能性があると明らかにした。大統領専用機内で記者団に「期限はないが、長期間になる可能性はある。問題は既に山積みだ。ああいう人たちは受け入れたくない」と述べた。

ノーム氏は正当な理由があれば移民当局は亡命申請中の人々の国外追放を検討するだろうと述べた。「審査中の亡命申請者全員を調査する」と語った。