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トランプ氏、オバマケア補助金の2年間延長を検討=報道

2025年11月25日(火)08時13分

写真はトランプ米大統領。11月22日、ワシントンで撮影。REUTERS/Aaron Schwartz

Jarrett Renshaw

[24日 ロイター] - 米ホワイトハウスは医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の保険料補助金を2年間延長する医療政策の枠組みを準備していると、政治専門サイト「ポリティコ」が24日に報じた。この動きはトランプ大統領と共和党の一部との対立につながる可能性がある。

オバマケアの補助金は12月31日が期限となっており、加入者数百万人が急激な保険料上昇に直面している。

補助金の延長を求める野党民主党の要求は予算を巡る議会での対立の争点となり、連邦政府閉鎖につながっていた。

トランプ大統領は中間選挙を来年に控える中、補助金延長に反対する保守派を満足させる一方で、保険料の上昇に対する有権者の懸念にも対処しなければならず、この問題により難しい政治的かじ取りを強いられている。

ホワイトハウス当局者はロイターに対し、24日に医療保険に関する発表はないと語った。

ホワイトハウスのレビット報道官は記者団に対し、ヘルスケアは政権内で頻繁に議論されるテーマだと指摘。「大統領は現在、この協議に深く関わっており、非常に集中している。われわれはシステムを修正し、消費者のためにコストを下げる」と述べ、協議の詳細については大統領が発表することになるとした。

ポリティコによると、ホワイトハウスの計画にはオバマケアの税額控除を受けるための新たな所得上限と、毎月の最低保険料支払いの要件が含まれる見込みだという。

現在検討されている選択肢の一つは、連邦政府が定める貧困水準の700%以下の所得者に補助金を制限するというもので、超党派の上院議員団が示した案に沿った内容という。

ロイター
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