ニュース速報
ワールド

ホワイトハウス、女性記者を「子ブタ」と呼んだトランプ氏を擁護

2025年11月21日(金)14時41分

 11月21日 米ホワイトハウスは20日、性的虐待罪で起訴された後に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏について質問した女性記者を「子ブタ」と呼んだトランプ大統領について、発言は率直な人柄を反映したものだと擁護した。写真はレビット報道官。20日、米ワシントンのホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Nandita Bose

[ワシントン 20日 ロイター] - 米ホワイトハウスは20日、性的虐待罪で起訴された後に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン氏について質問した女性記者を「子ブタ」と呼んだトランプ大統領について、発言は率直な人柄を反映したものだと擁護した。

大統領専用機内で先週交わされたこのやりとりはインターネット上に拡散。トランプ氏は最近公開されたエプスタイン氏の電子メールについて質問した記者の方に身を乗り出し、指を指して「静かに、子ブタ(Quiet, piggy)」と言い放った。

ホワイトハウスのレビット報道官はブリーフィングでこの出来事について質問されると、米国の有権者はトランプ氏の率直さを評価して再び大統領に選出したのであり、記者たちは彼のそうした姿勢を評価すべきだと回答。「彼はフェイクニュースを見ればそれを非難し、虚偽の情報を流す記者にはいら立ちを覚える」と述べた。虚偽の情報が流されたとする証拠については示さなかった。

「彼はまた、報道陣に前例のないアクセスを提供し、ほぼ毎日質問に答えている」と述べ、トランプ氏の透明性ある対応を評価すべきとの考えも示した。

「職業ジャーナリスト協会(SPJ)」は今週、トランプ氏が女性をおとしめる言葉を用いてきた過去に触れ、記者に対するトランプ氏の侮辱的な言葉を非難する声明を発表。キャロライン・ヘンドリー専務理事は「大統領が記者の大ファンになるとは誰も期待していない。しかし、女性記者を侮辱の標的にすることは許されるべきではない」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

政府、経済対策を閣議決定 高市首相「財政の持続可能

ワールド

ホワイトハウス、女性記者を「子ブタ」と呼んだトラン

ワールド

タイ経済は非常に安定、第4四半期の回復見込む=財務

ワールド

EUと南アが重要鉱物に関する協力協定、多国間主義維
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 8
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中