アブダビ、540億ドルのインフラ計画で提携相手探し トルコや中国で

写真はアラブ首長国連邦アブダビ。2019年1月3日撮影。REUTERS/ Hamad I Mohammed

Ceyda Caglayan

[イスタンブール ２０日 ロイター] - アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）アブダビは、今後５年間で５４０億ドルを投じるインフラ計画を実行するための提携相手を探しており、２０４０年までに投資額を倍増したい意向だ。「アブダビ・プロジェクト・インフラ・センター（ＡＤＰＩＣ）」のマイサラ・マフムード・サリム・エイド所長が１９日、訪問先のトルコの首都イスタンブールで記者団に語った。発言は２０日に公表された。

ＡＤＰＩＣは政府の資本投資プロジェクトを管理する機関。ＡＤＰＩＣ幹部らはシンガポールと中国を訪れた後、今回のトルコ訪問で同国の請負業者や開発業者、建設会社と面談した。

エイド氏は記者団に対し、トルコ、シンガポール、中国の企業から提携先を絞り込む予定だと述べた。

エイド氏によると、インフラ計画にはＵＡＥの経済成長と多角化計画に関連する橋やトンネルが含まれている。投資の多くは国営住宅や学校、地域施設などの社会インフラで、全体の約５０％を占める予定だ。

同氏は「２０３０年までの予算は５４０億ドルで、これは今後５年間だ。その後２０４０年までの年月に、この額は倍増すると予想している」と述べた。