ニュース速報
ワールド

米航空業界、政府閉鎖中の航空管制官への給与支払いを要請

2025年11月19日(水)11時09分

 米国の主要航空会社が加盟する業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)」は、空の便の混乱を防ぐため、政府機関の閉鎖時でも航空管制官などに給与を支払うよう求める方針だ。写真はニューヨーク市ラガーディア空港で18日に撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)

David Shepardson

[ワシントン 18日 ロイター] - 米国の主要航空会社が加盟する業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)」は、空の便の混乱を防ぐため、政府機関の閉鎖時でも航空管制官などに給与を支払うよう求める方針だ。

19日に上院商業委員会の航空小委員会で証言する。

A4Aにはアメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空などが加盟している。

証言では、今回の43日間に及ぶ連邦政府閉鎖と政府によるフライトの削減により、航空管制官の欠勤が増え、600万人の乗客と5万便のフライトに影響したと主張する。

A4Aのクリス・スヌヌ代表は、書面による証言で「今回の政府機関閉鎖では、航空部門をこうしたストレスと混乱にさらせば、安全や人々や経済に重大な影響を及ぼすことが明らかになった。二度とこのようなことがあってはならない」と主張。

全米航空管制官協会(NATCA)のニック・ダニエルズ会長は、政府閉鎖中も管制官などが給与を受け取れるようにする法律の制定に支持を表明した。

連邦航空局(FAA)は、安全上の理由で今月7日から17日まで、国内の主要40空港で前例のないフライトの削減措置を実施。これにより7100便が欠航し、230万人の乗客に影響が出た。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ワーナー、買収案1株30 ドルに上げ要求 パラマウ

ワールド

再送-柏崎刈羽原発の再稼働是非、新潟県知事「近いう

ビジネス

塗料のアクゾ・ノーベル、同業アクサルタと合併へ

ビジネス

午前の日経平均は反発、エヌビディア決算前で強弱感交
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中