ワーナー、買収案1株30 ドルに上げ要求 パラマウントに＝報道

2025年11月18日、米カリフォルニア州バーバンクのワーナー・ブラザース・スタジオの給水塔。 REUTERS/Mike Blake

[１８日 ロイター] - 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー（ＷＢＤ）の取締役会はパラマウント・スカイダンスが買収案として提示している１株当たり２３．５ドルを３０ドル程度まで引き上げるよう求めていると、アクシオスが１８日に報じた。

報道によると、パラマウントの提示額は現金８０％、株式２０％。両社はロイターのコメント要請に応じていない。

一株当たり３０ドルでは、ＷＢＤの評価額は７４３億４０００万ドルとなる。パラマウントの現在の提示額では５８２億３０００万ドル。

米バラエティはパラマウントがサウジアラビア、カタール、アブダビの政府系ファンドとコンソーシアムを結成し、ＷＢＤ買収に総額７１０億ドルを提示すると伝えたが、パラマウントは報道は不正確だと否定した。

ＷＢＤの株価はこの日、４．２％高で終了し、パラマウント株も２．３％上昇した。

コムキャストやネットフリックスも買収を検討している。買収案提示の期限は今月２０日まで。