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イスラエル首相、ガザからのハマス排除を呼びかけ 国連決議受け

2025年11月19日(水)00時20分

2025年10月13日、イスラエル国会(クネセト)でネタニヤフ首相と握手するトランプ米大統領。Evan Vucci/Pool via REUTERS

Alexander Cornwell Nidal al-Mughrabi

[テルアビブ/カイロ 18日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は18日、パレスチナ自治区ガザからハマスを追放するよう求めた。国連安全保障理事会が17日、トランプ米大統領のガザ紛争終結計画を支持する決議案を採択したことを受け、Xに複数の投稿を行った。

ネタニヤフ氏は一連の投稿でトランプ大統領を称賛したほか、この計画は「ガザの完全な非軍事化、武装解除、過激化の阻止」を求めているため、イスラエル政府は平和と繁栄につながると確信していると記した。

また、「イスラエルは全ての隣国に平和と繁栄の手を差し伸べている」とし、隣国に対し「ハマスとその支持者をこの地域から追放するため、イスラエル側に加わる」よう呼びかけた。

ネタニヤフ氏が言う「ハマス追放」はどういう状態かとの質問に対し、報道官は「トランプ大統領の20項目の計画にあるように、ガザにハマスが存在しないことを保証し、ハマスがガザ地区内のパレスチナ人を統治する能力を持たないようにする」ことを意味すると回答した。

トランプ大統領の20項目の計画には、ハマスのメンバーが「平和的共存と兵器廃棄を約束した場合には恩赦を与える」とし、離脱を希望するメンバーには第三国への安全な通行を認めるとする条項が含まれている。別の条項では、ハマスはガザの統治にいかなる役割も担わないことに同意するとされている。ただ、組織の解散やガザからの撤退を明示的に求める条項はない。

ロイター
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