米大統領、ベネズエラへの地上部隊派遣「排除せず」 対話の意向も表明

　１１月１８日　トランプ米大統領は１７日にホワイトハウスで記者団に対し、ベネズエラへの米軍地上部隊派遣について聞かれると「排除しない。私はいかなる（可能性も）排除しない」と発言した。写真はベネズエラのマドゥロ大統領。１０月１２日、ベネズエラの首都カラカスで撮影（２０２５年　ロイター／Leonardo Fernandez Viloria）

Andrea Shalal　Steve Holland　Gram Slattery

[ワシントン １７日 ロイター] - トランプ米大統領は１７日にホワイトハウスで記者団に対し、ベネズエラへの米軍地上部隊派遣について聞かれると「排除しない。私はいかなる（可能性も）排除しない」と発言した。

一方でマドゥロ大統領と直接対話する意向があるかとの質問には「おそらく彼と話をする。もちろん、誰とでも」と答えた。

トランプ政権はベネズエラのマドゥロ政権が麻薬密輸に関与していると主張し、カリブ海で「麻薬運搬船」への攻撃を継続。これに対してマドゥロ氏は、米軍のカリブ海展開はベネズエラの体制転覆が目的だと繰り返している。

ホワイトハウス高官の１人はロイターに対し、トランプ氏がベネズエラの話を聞くことに関心を示しているからといって、軍事的選択肢がなくなるわけではないと警告した。

この高官は、ベネズエラは米国企業に多くの利点を提供でき、トランプ氏もベネズエラが資源豊富な国だと認識しているものの、現時点での最優先事項は麻薬の密輸阻止だと強調した。