Kate Abnett May Angel

[ブリュッセル/ロンドン 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟諸国は、今年末に予定していた森林破壊防止規則(EUDR)の適用について、さらに1年延期することを模索している。ロイターが11日に閲覧した10日付の交渉草案で明らかになった。

草案によると、大手企業への適用を来年2026年12月30日に、中小企業を27年6月30日に、それぞれ延期する可能性がある。

EU欧州委員会は先月、中小企業などに関する順守基準緩和を提案したが、適用時期の延期には踏み込んでいなかった。

EUDRの柱は、ココア、パームオイルなど森林破壊と結び付く一次産品の輸入を禁止すること。一部の産業や国からは禁止措置について、コストが高い上、物流の観点から実施が難しいとの声が上がっている。

当初は2024年末に適用を開始する予定だったが、すでに1年延期されていた。EUDRを巡ってはブラジルや米国などの貿易相手国が不満を訴えるなど、緊張が続いている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。