イスラエル、レバノンにヒズボラ武装解除要請 失敗なら「自衛権行使」
イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は2日、ヒズボラが再武装を試みているとし、レバノンがヒズボラの武装解除に失敗した場合、イスラエルは昨年の停戦協定に基づき自衛権を行使すると警告した。エルサレムで10月代表撮影(2025年 ロイター)
Tala Ramadan
[2日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は2日、ヒズボラが再武装を試みているとし、レバノンがヒズボラの武装解除に失敗した場合、イスラエルは昨年の停戦協定に基づき自衛権を行使すると警告した。
ネタニヤフ氏は閣議の冒頭で、自国領土が新たな戦線となるのを防ぐ措置をレバノンが取らない場合、イスラエルは「必要に応じて行動する」と述べた。
レバノンとイスラエルはガザ紛争をきっかけに1年以上にわたって対立が続いたが、昨年11月に米国の仲介で停戦合意した。しかし、イスラエルによる国境を越えた攻撃は散発的に続いている。
イスラエル軍は2日の声明で、ヒズボラのメンバー4人を殺害したと発表した。
イスラエルのカッツ国防相は、ヒズボラの武装解除とレバノン南部からの同組織排除という約束をレバノン政府は果たさなければならないと述べた。
レバノン軍の関係者はロイターに対し、ヒズボラの武器庫を多数爆破したため爆薬が底をついたとし、年末までには南部の掃討を完了する予定だと語った。





