原油先物が堅調、米原油在庫減で
29日午前の原油先物価格は堅調。米原油在庫の減少が材料視された。ただ、ロシア制裁と産油国グループOPECプラスの潜在的な増産に対する投資家の懸念が上値を抑えている。写真は米テキサス州ミッドランド南部で6月撮影(2025年 ロイター/Eli Hartman)
Sam Li Lewis Jackson
[29日 ロイター] - 29日午前の原油先物価格は堅調。米原油在庫の減少が材料視された。ただ、ロシア制裁と産油国グループOPECプラスの潜在的な増産に対する投資家の懸念が上値を抑えている。
0203GMT(日本時間午前11時03分)時点で、北海ブレント先物は0.20ドル(0.31%)高の1バレル=64.60ドル。米WTI先物は0.18ドル(0.3%)高の60.33ドル。
市場筋が米国石油協会(API)の数字として明らかにしたところによると、先週の米原油、ガソリン、留出油の在庫はそれぞれ402万バレル、635万バレル、436万バレル減少した。
フィリップ・ノバのシニア市場アナリスト、プリヤンカ・サクデバ氏は「米原油在庫減で上昇は続かない。制裁と供給というストーリーが構築される中、需要サイドは依然として軟調で、余剰生産能力も残っているためだ」と述べた。





