カタール対米投資の大半はAIに、英・湾岸貿易協定「合意近い」=財務相
10月28日、カタールのクワーリ財務相(写真)は、人工知能(AI)がカタールの対米投資計画の大部分を占めるという見方を示した。ワシントンで2020年9月代表撮影(2025年 ロイター)
[リヤド 28日 ロイター] - カタールのクワーリ財務相は28日、人工知能(AI)がカタールの対米投資計画の大部分を占めるという見方を示した。
サウジアラビアの首都リヤドで開幕した年次国際投資会議「未来投資イニシアチブ」で、カタールの政府系ファンド、カタール投資庁(QIA)の投資の「大半はテクノロジーとAIになるだろう。この分野で成長を見込んでおり、大きな利益がもたらされることになるからだ」と述べた。
「現在、テクノロジーとAIが米経済に大きな成長をもたらしており、われわれはこれが注力する分野の一つと考えている」とした。
QIAの最高経営責任者(CEO)は5月、今後10年間で米国への年間投資額を少なくとも2倍にする計画だと述べた。
QIAはすでに、今後10年間で米経済に5000億ドルを投資すると表明していた。
クワーリ氏はカタール経済を多様化し、炭化水素収入への依存を減らすためにも、このセクターが重要であることを強調した。
同氏はまた、英国と湾岸協力会議(GCC)間の貿易協定は「ほぼ完成している」と述べた。
リーブス氏は27日、訪問先のサウジアラビアで湾岸諸国との貿易協定を巡り「非常に良い」会合を行ったとし、早期に合意できるとの見方を示していた。





