米、安全保障上の脅威と見なす中国ハイテク企業への規制を強化
10月28日、 米国は国家安全保障上のリスクと見なす中国企業の通信機器に対する規制を強化した。ワシントンの米連邦通信委員会(FCC)本部前で2020年8月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
David Shepardson
[ワシントン 28日 ロイター] - 米国は国家安全保障上のリスクと見なす中国企業の通信機器に対する規制を強化した。
米連邦通信委員会(FCC)が28日に採決を行い、国家安全保障に脅威をもたらす企業の一覧「カバーリスト」に掲載されている企業の部品を使用した機器の新規認可を阻止し、特定の場合には、以前に認可された機器を禁止することを3対0で認めた。
FCCのカー委員長は「これらは悪意ある者がネットワークの安全を脅かすために利用し得る抜け穴だ」と指摘。「外国の敵対勢力はわれわれのシステムの脆弱性を悪用する方法を常に模索している」と述べた。
FCCは以前に、華為技術(ファーウェイ)、中興通訊(ZTE)、中国移動通信(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)などをカバーリストに掲載しており、これら企業の新たな機器の輸入や販売を禁止している。
ハイクビジョンは以前に承認されたモデルへの制限拡大に反対し、FCCが権限を逸脱していると主張した。





