ブラジルで自動車生産が一部停止も、半導体供給危機が続けば=政府高官
ブラジル産業・貿易省のワラス・モヘイラ次官は28日、世界的な半導体供給危機が続けば、一部自動車メーカーは2、3週間中にブラジルでの生産停止に追い込まれる可能性があると述べた。写真はコンピューターの回路基板上の半導体チップ。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[ブラジリア 28日 ロイター] - ブラジル産業・貿易省のワラス・モヘイラ次官は28日、世界的な半導体供給危機が続けば、一部自動車メーカーは2、3週間中にブラジルでの生産停止に追い込まれる可能性があると述べた。自動車協会Anfavea総裁との会談後、記者団に語った。
オランダ政府は9月、中国企業への技術移転を懸念して半導体企業ネクスペリアの経営権掌握を決定。中国は対抗措置としてネクスペリアによる中国からの製品輸出を阻止し、世界的な半導体供給危機につながった。
モヘイラ氏は、この問題について解決策を探るため、産業・貿易相を兼任するアルキミン副大統領が既に在中国ブラジル大使および、在ブラジル中国大使に連絡を取ったと説明した。生産停止の恐れがある自動車メーカーの具体名には言及しなかった。





