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中国の金融政策枠組み、AI影響下でも不変=人民銀顧問

2025年10月24日(金)14時08分

 10月24日、中国人民銀行(中央銀行)の政策顧問で北京大学教授の黄益平氏は、中国の金融政策の枠組みについて、物価安定が目標である限り変わることはないとの考えを示した。写真は中国人民銀行本部。2020年2月北京で撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)

[上海 24日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の政策顧問で北京大学教授の黄益平氏は24日、中国の金融政策の枠組みについて、物価安定が目標である限り変わることはないとの考えを示した。上海で開催された年次外灘サミットで人工知能(AI)が幅広いマクロ政策に与える影響について講演した。

中国政府が主要な経済セクターにおいてAIの導入を推進する中、市場ではAIが今後の政策に与える影響について議論が高まっている。

「物価安定を目指すのであれば、金融政策の枠組みは変わらないだろう」と語った。目標達成のためのツールやテクニックが新しいテクノロジーに適応する必要があるかどうかはまだ結論が出ていないとした。

その上で黄氏は「AI革命は短期的には、デフレにつながったり、物価を押し下げたりする可能性がある。そうなれば、従来のインフレ目標を維持すべきかどうかという問題が出てくることになる」と述べた。

ロイター
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